白零凍織の投稿作品一覧

真っ赤になった白兎(あのこ)の瞳
なにをみて啼いたのでしょう？
コルクの栓をぬいて
楽しい地獄(快楽のパーティ)始めましょう
女中(メイド)の私はメイドの土産を
貴方はどうせ素知らぬ振り
赤い葡萄酒 貴方の泪
赤い口紅 誰かの声
濡れたら最後の晩餐会
『キョウキノウタゲガハジマルノ。』...

真っ赤なわたしとあの子。
もっとちょうだい？
だなんてわらった。
紅まみれのあの子とわたし。
入れ替わっちゃおう？
だなんて軽い浮遊感。
相反した私のあの子。
嫌いキライきらい。
泣きじゃくる弱い子
無意味な位に愛し逢う...

終わったはずのそれに手を掛けた。
過去の残骸(わたし)は脆くてちゃちで
握り潰す。
鉄の匂い(甘い汁)と甘い雫。
望んだ筈のお話はもう先を書けなくなって。
黒く塗りつぶされた呪い。
蛇のように唆すの。
あの赤い実は美味しいから食べておしまいなさい。
楽しい快楽(けらく)に耽(ふけ)れば私は。
『セカ...

緋い涙は誰の涙？
彼女は嗤うの。
知らない…知らない…
またメカクシ。
楽しげな笑い声に
耳を塞いだの。
わかっていた。知っていた。
論理パズルのように。
ピースは当てはまった。
投げ捨てた自由意思...