羽曳野の投稿作品一覧
-
いつも二番手だった
ベンチから見つめていた仲間たちのいるグラウンド
あいつからポジションを奪えなかった
あのボールがどうして取れなかったんだろう
グラブの手入れは欠かしていなかったのに
あと一歩いや半歩だけ踏み込んでいたら
思わず声が出てしまった
見逃してしまったあの変化球
せめてバ...【詩】独立リーグ
-
ぼんやりした不安は来るけれど
トラウマまとめりゃ私小説
うらみつらみは原稿で晴らせ
どうせ変わらぬ世の中なれど
マス目を埋めれば我は神
嗚呼、脳内の舵を取れ
妄想と執筆
流山文学高等専門学校
汚れちまったりしたけれど
デカダン気取ればそれも詩(うた)...流山文学高等専門学校校歌
-
どんなに叫んでも
あなたに届かない声
寝付けない夜には
誰もいない道を歩く
空には星ひとつない
闇がいっそう色づく
永遠があると思ってた
美しい唇から漏れる声
何一つ聞きたくなかった
もう届かない僕の声...届かない叫び声
-
月のない夜空に
星たちが戯れつづけて
遠くから聴こえてくるのは
ためいきのような口笛
連れていかれそうな唄に
どこか身震いがします
思い思いの唄を歌い
ときおり歌声をあわせて
旅人たちはポラリスを目指し
どこかへと歩いてゆくのです...新月のポラリス
-
どこまでもゆけると
信じていたのです
それが間違いだと気付き
夜中になりました
ゆく先はどこなのか
教えてくれることなく
天に続く 道を駆ける
笑いかけることもない
振り返るはずもないのに
天の道へとさけんでしまった...月夜のあなた
-
森の奥で呼んでいる
旅ゆくもの呼んでいる
こちらですと呼んでいる
立ちどまれと呼んでいる
草むらをわけいって
いばらの道をぬけて
けものたちの叫びを
遠くに聞きながらも
ゆき先はここですと
ざわめきに誘われ(いざなわれ)...深淵の森
-
つむじ風吹いて
眼がくらみそうになるけれど
春が来たとわかる
始まりも終わりもない
立ち上がれずにここにいる
でも風が呼んでいる
早くおいでと
立ち上がれる日があること
信じているから
静かに時を待つ...静かに時を待つ
-
ピクミックミクミクミクミク
ピクミックミクミクミクミク
ピクミックミクミクミクミク
ピクミックミクミクミクミク
昨日の夜から作ってたの
とびきりの玉手箱
祝福大盛り詰め込んで
キャラ弁はもちろんあたしです(キャッ)
天気予報は晴れムード
気分は突っ込め青信号...ピクミック
-
手を伸ばしても
セカイは変わらない
眼を伏せたまま
空を見上げる事もしないで
教室の窓を越えて
いけぬ自分の弱さに
哀しくなることもなく
これでいいと言い聞かせる
終わりのない地球に
閉じ込められてしまっても...僕は哀しみを知らない
-
先輩の声がする
星図板回してよ
北極星(ポラリス)はあそこだね
水平線の
向こうに見える二等星
みんな見上げる
浜辺で波の音
BGM代わりに
ライブなプラネタリウム
最高の曲...浜辺のポラリス
-
たぎる血 この身体震わす
願いは胸のうちに秘めて
光を失いし瞳を捨て
代わりに この手の中 輝いている
かつて榮えし 豊かな國 塗り潰され 私は起つ
恋など捨て 雄雄しくあれ 民への愛 それだけがある
涼豹 魁馬 鋭虎 准鳳 彩龍 臣蝶
私と共に行け
この剣唸れ 陽射しに映え 力を増す
唄え凱歌 高...隻眼の姫
-
ひとりきり
おとをつむいで
さみしさを
まぎらわそうと
してるうち
うたができたの
それはゆうやけ
きみのおかげ
もうすぐに
ごはんのじかん...【応募用】うちにはいろう
-
青空消し去れ 雲よ深まれ
刻み込んだ声 遠くなってゆく
あなたの気持ちなんてどうでもいい
大事なのはわたしの気持ち
恋は我侭なものじゃないの?
奈落の底に突き飛ばしてしまえ
この恋 叶える為なら 魂を売る
悪魔の雄叫び 心鎮まる
傷付くのは罰 痛くなってゆく
あなたの願いなんて消えてもいい...戦慄の恋
-
【1番】
【Aメロ】
新たなる旅立ち
別れと出会いの時
桜咲く季節に
やがて始まる
【Bメロ】
散るものと咲くものと
分かれるように
夜中にこそ映える...【応募用】さくら浪漫
-
春の木漏れ日を浴びてる
公園のベンチで
ぬくもりの陽だまりを浴び
読書進まない まどろんで
文字がぼやけて 話が進まない
物語いま どのへんかな
夢のほうが 読み進む
子供らの 声霞んで
あなたに借りた本だけどもう少し貸しておいて
今日は読み進めそうもない...眠り姫
-
首筋に吐息 絡み合う指先
覚えてる温度 平熱以上
日曜はいつも 部屋は締め切ったまま
陽射しなんていらない あなたがいればいい
世界が闇に包まれたら
わたしたち 隠してくれる
秘密の愛 貫けるから
耳元に媚薬 重ね合う胸元
忘れない痛み 愛情以上
土曜からずっと カーテンは閉じたまま...秘密の愛
-
飼い始めた猫
懐かないのよ
御主人様
どっちだと
思ってるか聞きたい!
呼んでも無視をするし
言うこと聞こうとしないしね
ほら
また逃げてった向こうに
あなたに懐くのに...猫と勝負
-
あなたからのメール
添付ファイルの贈り物
嬉しいのよ exeファイル
とりあえずインストール
きゅーん きゅーん
ほらほら 展開
愛情が拡がってゆく
すべてがわたしのなか
溶け込んでゆくみたいね
あなた色に染まるの...恋のexeファイル
-
もう!こんな部屋とはおさらばするの
思い出なんか投げちゃって
段ボールあたし詰め込んで
あなたのもとに引越しだー!Ya!
ちょっと強引すぎかもね
でもこの感情 誰にもとめられない
あたしにだってもうとめられない
だから明日じゅうには
あなたのもとに届いちゃうから
お願いだから受け取って...段ボールにあたし
-
友達って言ってたけど あれは全部嘘なの
恋人になりたかったの ホントは……
祝福の朝 式場に向かう
友達のこと 祝うため
おしゃれして しまうけど
馬鹿みたい 滑稽だわ
祝辞を頼まれた 残酷ね
泣いちゃうかもしれない
友達って言ってたけど あれは全部嘘なの
恋人になりたかったの ホントは……...友達じゃない
-
約束のかけら ぎゅっと胸に
しまっておくの 鍵をかけて
すぐにでも あなたの声
聴きたいけど メールで我慢するわ
あなたと遠い分 近くなったような気がするのは気のせい?
それでも近くにいてほしいよ
あなたが足りないの
あの日の言葉を ぎゅっと抱いて
走ってゆくの あなたのもと
今までの 足りない分...あなたが足りないの
-
あなたの首筋に喰らい付いてもいい?
嫌がるかしら 喜ぶかしら 楽しみ!
真夜中に 微笑んで
忍び寄る 獲物はあなた
逃がさないわよ
これが私の愛情表現
あなたの喉笛に喰らい付いてもいい?
痛がるかしら 感じるかしら 楽しみ!
寝室に 微笑んで
もぐり込む 獲物はあなた...小悪魔それとも悪魔
-
雲ひとつ無い 星の無い空
街の灯りが まぶし過ぎるの
ざわめきの中 かき分けてゆく
人の波には 慣れているから
眠れない夜に 何をすればいい
駅前に流れている 曲は聴いた事ない
あの空の向こうに あの人がいると
そう思い込むしかない
はるか遠くに いってしまったの
わすれない わすれられない...I can't forget you...
-
湯船につかる 私の身体
見せてあげたいほど shawa-shawa-shawa
脚を伸ばし ゆったりまったりしっとり ほわわわん
今日一日も無事に過ぎた あなたの事以外は
気持ち切り替えて 汗をぬぐってしゃっきり
長風呂は私も気をつけなくちゃね
あわあわあわ もういっかい!
あわあわあわ もういっか...お風呂であわわわわ
-
限りある未来
離れゆく孤独に
涙を浮かべてみてはゆく
定まらぬ明日
独りきり天の
浜辺に足をつけてみてみた
はね上がるしぶき
冷たさに驚く
涙がとまらず声あげる
凍えてる足に...蜃気楼の星
-
暮れてゆく空の彩りが
幾つあるのか数えてたら
あきれるほどにあり過ぎて
何だか笑ってしまったと
あのひとが教えてくれました
暮れてゆく空の彩りと
共にわたしたちはいる
暮れてゆく空の彩りと
共にわたしたちはいる
わたしも同じように真似て...いろどり
-
歌わなくても好きでいてくれますか?
私の存在理由が無くても
歌わなくても好きでいてくれますか?
大切な絆 絶えても
歌うことに疲れたわけじゃない
ただ少し考えてみただけ
私が歌えるからあなたはいてくれるんじゃないかって
それだけの為なんじゃないかって
私の歌 聴きたい?
じらしてるわけじゃない...歌わなくても好きでいてくれますか?
-
いざ立ち上がれ
眼差し熱く
軽い足取り
気高く舞えよ
耳を澄まして
動き捉えろ
戦士たるもの
誇り高くあれ
戦地に赴く
咲く者として...Ein Duell
-
突き当たり 書庫にある
背表紙がくすんだ一冊
糸しおり 挟まれたまま
続き読まれる事もなく
そのまま眠り ついたまま
それは異界の扉 開くもの
旅立った者が 置き去りにした
次に旅立つ者を待つ
書かれてる文字は途中
書き加え 綴られてゆく...糸しおりの先
-
緑の稲穂が揺れてる
青葉が輝く 五月の午後の日
旅路をゆくのよ ふたりで
そういうのたまに いいかもしれないって思う
ほおに風を受けるの わたし
たたずむの いいね
稲穂の波間に 泳いでみたい
あなたとふたりきり 弾むようにふたりで 風に乗る
きらめく陽射しは優しく
雲はふたつだけ わたしたちみたい...【応募用】あなたと風に乗る<試作版>
1
- 2