紅珀です。 漢字だとべにはくなのに読みははくべにです、単に響きと見た目が合わなかっただけで(以下略)(笑) 基本的には作詞を手掛けさせて頂いてます。 ストーリー性のあるものが大好きで、小説なども良く書いたりとか… もしコラボしてくださる方がいらっしゃればお声をかけて頂けると喜びます。
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それは、静かな部屋だった。
ゆるゆると少女は眠りから覚醒する。金の髪がさらりと散らばった。
誰もいない部屋。
溜息をつくと痛む頭に顔をしかめ、再び目を閉じた。規則的な呼吸音が部屋に残る。
「恐ろしい餓鬼だよ。本当に人の様だ。早く閉じ込めてしまうが良いよ」
頭が、痛い。
起き上がった部屋は...Mirrored【小説版】
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「染め上がてやる 真白の雪と深紅の血」
覗き込む鏡 見返す同じ瞳
触れた指先 "ああ あなたは誰?"
届かぬ声で 小さく笑んだ
壁の向こう "僕は君だ"
誰もいないこの部屋 ただ独り
熱の無い指と 零度のキスと
それでも今 生きているのは
――――ああ、愛しいあなたに会いたかったの
きらりきらり あ...Mirrored