以後お見知りおきを
プロフィールを見る投稿作品4作品
もっと見る-
走り抜ける激情が雷(イカヅチ)よりも早ければきっと空は晴れただろうか。
いつまでくぐもった夕立雲のように身の内に唸りを閉じ込めているのか。
果てしなく降り注ぎ泣き叫ぶ空のどれだけ潔(イサギヨ)いことか。
私は何時かに泣くことができるのだろうか。
干からびた大地は不変で、遠いかなたに笑ったことを忘れて...雷
-
常夜に独り
私はそう 詠う
疲れ果てたの
閉じた世界 eklipsis(エクリプシス)
痛みによどむ
青い月 堕ちる
力を抜いた
風が啼いた 刹那に
急に 寂しくなって
涙が 風に揺られて舞う...eklipsis
-
イクリプシス
空から堕ちた月のように
力を抜くの一瞬で
風が体を支えるの
星の光が見守ってくれるわ
解き放たれる開放感
髪は揺られて頬をなでる
星空は暗かったわ
イクリプシス
泉に堕ちた月みたいに...イクリプシス
-
白色の空
紫の雲
風が涼やかに歌い
波は密やかに刻む
太陽は眠るまま
踊る水面(みなも)に佇む私
久遠が沈黙した刹那
偽る虚空はどこまでも
両手をぬけていつまでも
夢を探して旅に出る...堕天解法【曲希望】