おにわ

空っぽの夢　歌詞

電子天秤に載せたこの感情の重さは
ERRORの五文字だってしたり顔のくせ
貧しかったあの子の逆転劇には
決定論的誤謬だって見ぬふりで喝采を送る

盲いた目　腫れた頬
割れた心　冷めた情熱
そのすべて覆い隠すほど果てのない幸福も...

空の縫い目が埋まっていく 輝く目が曇っていく
見通しの悪さに辟易しては 涙が目に溜まってる
咲いた花が枯れていく 晴れた顔が曇っていく
一寸先の闇に怯えて 鉄仮面を被ってる
希望など抱いてはいけない 潰えても心臓を蝕むから
青春など謳ってはいけない 脳の焼け跡が鼻を擽るから
幸せなど掴んではいけない...

花散らし少女 少女 少女は占う
声にはならないその思い
実の結ばれぬ結末を
ひたすらに願っている
大人になる諦観
存在に先立つ虚ろに
現は遅れをとり続ける
無神論者も崇める奇跡の鼓動が
どうにもどうにもどうにもどうにも気に入らなくて
カーネイションの花束抱えて告げるの...

錆びついた身体は軋む
鈍い頭で考えている
傷のつかぬ正義の在り処を
誰一人としていない過去に
運命を彩るための
愛や希望さえも所詮
すべては生き地獄の中で
きゅうじょうの世界の中で
根源的な暴力にただひれ伏す僕ら
抗うことも能わぬようで...