タグ「改変自由」のついた投稿作品一覧(19)
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宗教画(イコン)の乙女に恋をした
彼女と共に描かれた苗木の緑の正体は
猥雑な砂漠に運ばれた世界樹トネリコ其の姿
麗し乙女は巨人ネフィリム若き娘
正体に気付いたが微塵も冷めぬ血の芳醇
ポリトママンは腕を絵にいれ戯れに
震える指で壁に文字書き 乙女に愛を囁いた
モザイクタイルに羊の踵を12の宮殿嘶か...【初恋ポリトママン】
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貴方に会えない雨の日に
寄せる想いを切って組む
会う度いつも渡してくれる、朱色鮮やか紙の箱
顔を寄せると仄かに匂う 貴方の項、煙草の香
紙に移る甘くて重い 菫の夢
糸切鋏で少しづつ 心躍らせ箱を切り
柄を組み上げ模様を作る 朱色鮮やか大きな蝶
瑪瑙の帯止め解き配(あしら)う 貴方と私の煙...【煙草傘】
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後に伝わる神の一 ウシュイルと呼ばれる其の人は
長兄らしく暢気で鷹揚 民から神から慕われ創世
生死の境なき世界 民や神は 彼を愛し敬った
優しさ故に欺かれ裏切りの刃、王位流転
勃然斃れた若き王
死しても微睡む顔の王 優しき汝、オシリスの復活を願う
魂の楔解き放ち 地の底”冥府アムドゥアト”礎とな...-オシリスのコルシトとパラシスト-【ペレト エム ヘルゥ】
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1
見ばの悪い死に方をした後に伝説となった北神達は
赤い地を拒み 詩の蜜酒(ミード)を啜った語る獣の文字を読み
永遠に消えぬ鳥になった半神半人の英雄は、黄昏のその後を
宴の余興として今宵、謳い上げる
拍子を間に絡め 右の羽根に糸を張り竪琴にして
”私”は見てきた事を惨事として吟じはじめた
神達は...北欧神謡《神の秘文字咆哮ガルドゥルバインド》
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1
黒影森の真ん中に 雪降り頻る国がある
太古から続く冬の国 王子は優しく綺麗な 青の君
其処は冬しかない世界 城門は凍てつき目覚めは来ない
触れたものが凍りつく 王の力を受け継ぐ冬の精
いつしか城も凍りつき 扉の向こうで一人きり
国の民から恐れられ 彼の心も段々と冷たく硬く閉ざされたという
2
あ...KAITO【冬の国の氷王子】
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破邪と不壊の礎に 那由他の即滅 吽欠莎歌
昂揚を写す総譜(スコア
畏み畏み 敷衍の漆黒 我シミュラクラ
幾何学思念の結晶体 色即是空
解き放て音階 7オクターヴ・49のロカ
アタラの球体 音の刻印アカシックレコード
切り離せないパタラの記憶 綴る芸術 清浄莎歌
刃鞘 鳴動 交わえ 祝え榮えのア...【アタラ・ロカ】
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ちむどんどん! まちかんてぃーたウマチーさぁ
うちなーたいむも今日だけ正確 かりーさびら!
おばぁの「かめかめー」がちまやーでも無理やっさ
ありひゃー指笛覚えたて 応えてくれるよ すくちゃーぬん
あい!じょーとーさぁ!コネリナヨリちゅらかーぎ
うーまくー なちぶさ ふんでーむん 僕らも主役になっちゃ...嘉利吉☆Zip!!
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夜空に光る星の声 無限に広がる雲の海
静寂の闇 喉を突き刺す大気の矢
操縦桿を握る手の感覚は痺れて無感
積荷と命を守り抜く 恐れ・祈りが命綱
touch and go
勝利(帰還)も敗北(墜落)も乗り越える
瞳の中に希望を映し 悪魔の壁に挑み続ける我等
相棒(機体)の爆音が此の世の全て
僕の声は意...VOL DE NUIT(ヴォル・ド・ニュイ)
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Tシャツ貼りつく太陽の下 鳳凰木の陰に腰掛け
腹に染み込む島歌を歌うよ 南風に乗せて
波音響き 暮れ行く海辺は潮と太陽の匂い
寄せる波 咲く様に寄り添って二人きり
僕の隣で微睡む君は風に髪を遊ばせて
指で変拍子 リズム取ってるね
黄金森の裾で三線と歌声を響かせ星に願う
見守って下さい 此の場所で命...【沖縄】南風(ぱいかじ)ラヴソング【KAITO】
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TA=【心理】 ROT=【道】 是即ち「真理の道引き」
(タ) (ロット) (導き)
知神トートの秒針を討ち止めよ ヘルメス・トリスメギストス
遺骸は散らばり彷徨い歩く愛しの后
オシリスの復活秘数即ち「14(サード)」全て揃う迄
思考を停止さ...眠りの廻廊ナウムズィクル
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シルクハットに乗馬鞭 今宵の余興は兎狩り
出口が欲しけりゃ泣き喚け
曲馬のリリック 壱つの曲に弐つの詩 壱つは贄 スケイプゴォト
(叙事詩)
白卓に集まる哲理の脳蟲 踏み潰せ
生まれたばかりの曲を祝し 死んだばかりの詩を偲んでティタイム
深紅のゼリィを縁取るアザランヌ
マザァグゥス御手製の ...異世界不可思議▽青年アルス
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千早や振る神代の始め 天津神らの國創り
天の下 射干玉の空より降りしく星々
オモタル・カシコネの意志を継ぐ
イザナギ・イザナミ創造弐柱
大壷のウタイ 片神字
イザナギ詠むはアのアワ歌 前の片
イザナミ詠むはワのアワ歌 後の片
煌きの陽は射し蒼天に疾く下る雷鳴
父母の歌声和楽 乱れを禊ぐ和平の音
音が...創國唄(くにつくりうた)
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聖堂に磔られた大時計 新しい一日を告げ切なく鳴り響く
街の瓦斯灯が全て消えた静寂の闇 木霊す靴音が狩りの合図
長い足を発条(はつじょう)に弾丸と見紛うばかりに飛び出す 陰3っつ
※バネ
月の無い夜 浮かび上がるように現れた猟犬 gun Dogs
「―今宵、貴女の美しい声と夢の小箱を...【野郎用】・-gun Dogs-(ガンドグス)
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白亜の古より続く 空と地の回帰劇場
霧かかり霞がかる大地へ
暁の女神が微笑めば夜空を飲み込むアウロライ(*オーロラ
星が巡れど永遠に続く深い冬
風が林を撫ぜれば金の針が舞い踊り
静寂の凪夜には銀の針が舞い落ちる
漆黒の世界を跳ねる金銀の幽玄世界
耳を澄ませば更々(さらさら)と紗...金の針と銀の針
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沖から広がる黒い霧 世界を包み纏わり絡む
穴の空いた襤褸帆布 まるで微睡み虚ろ髑髏の目
目を凝らせば遙かなる沖に浮かび上がるあの光
セント・エルモの双火を宿す【シリウス】と言う名の幽霊船
沈没して尚 船とクルーの魂は幾百の時間を進み
夙に思い出せぬ目的地へと船を進める錆びて狂った羅針盤
”嵐を呼ぶ災...【KAITO】大海に広がり響け 蒼い光と八点鐘(はってんしょう)
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帰命頂礼世の中の 定め難きは無常也
-きみょうちょうらいよのなかの さだめがたきはむじょうなり-
親より先立つ有様に 諸事の哀を止めたり
-おやよりさきだつありさまに しょじのあわれをとどめたり-
一つや二つや三つ四つ 十よりうちの幼子が
-ひとつやふたつやみつよっつ とお...賽ノ河原ノ地蔵和讚
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-シオイナ ノミ シンリッコラチ-
(聖なる祖先達の様に祈る)
伝説の地の遙か上 氷の匂いの風に乗り 万物に宿る神の眼へ 光の歌を供えたい
叡智のカムイチカフ オホーツクの覇者エトピリカ
(フクロウ)
鳴き真似て 高らかなエエン・サコルペアリイタク
...-シカムイ ウン モシリ -(神が住む大地
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宝珠を抱えた白(しろ)狐
炎を纏う朱(あか)狐
土へと還る黒(くろ)狐
すっくと伸びる苔(こけ)狐
水に尾をつく藍(あい)狐
誰も居ない月の夜 社の狐が神隠し
夜辻を走り 虚空に聳える大鳥居 初子(はつね(or晦日・みそか)までは帰らない
金(くがね)の鈴が鳴り響き 祈る人やの愚かさよ
狐の居な...【鏡音リン】-向かズ鳥居の五色狐-
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神威なすぽ (真顔)