高辻 碧

辿ってきた足跡が見えないぐらい
私の気分は極地にいた
どう考えても 私は錯乱している
見直すべきだ 過去の日記を
笑っていたあなたたちのことを
辛かった 過去のことも
あの笑顔も日々も遠き青春も
もう手に入りはしないだろう
進むしかなくとも
戻りたい感情は嘘じゃない...

くだらない怒り 暴言 奇行
惑わされ ずっと迷子のまま
手にしたものを大事にできず
悔やんだまま次へ次へ
ネクストネクストネクスト
ネクストジェネレーション
手にしたいものはない
全て揃っている
この環境下において、
君が考え出したものは...

偉そうに生きていた
今ままでの自分を
嫌ったのはお前だった
傷ついた 終わったと思った
もう辞めだとすぐに言い出せる
ただの人を本当に羨んだ
ずっとそうなりたかった
五月蠅く聞こえる民衆の声
ただ響き続ける誰かの声
そばにいる人たちだと気づいたんだ...

剣と魔法で出来たセカイ
そこはリソウと現実の狭間
無垢に生きる妖精たち
まだ見ぬ強敵たちよ
いくぜファンタジー
全力でファイアーソード
もうワクワクとまんない
今鳴らせ 鐘の音GONGON!!
夢中で走り抜けた日々を
ずっとかけがえのないもの...

一瞬一秒刻んで
生きてきたはずだろう
傘差すあの子見て振り返る
かなり遠き青春
毎度出くわすエピソードも
若い頃に比べりゃしょっぱいモノ
いつどこで失くした
懐かしいね ふと聴いたラジオ
バックミュージックから
呼ぶ声がしたんだ...

例えばさ
誰かにとって幸せな
人生を歩むとするだろう
僕は俄然
そんなこと気付かずに
自分勝手に"標準"に設定し
まだ上を望むのさ
僻み 妬み 見下して
もう誰もいない
ここは僕のテリトリー...

やばい状態のクセして
強がってイキがって結局精神半壊
救援依頼出す気も起きなくて
四畳半でただうずくまる
「カノジョいりません」
「トモダチいりません」
「カゾクいりません」
何かも 捨てて 捨てて 捨てて 捨てて
何が残ったのさ？ ああ 教えてくれ
頑張ってって言った...

呆然たった今完全理解した
この世界に僕一人しかいなかったんだ
簡単で単純な明解推理
独りよがりで生きていただけ
ただ僕が僕らしく生きるために
必要なことは ものは
そう、君の合図
今、踏み出せ 一歩一歩
どんなに歩幅が小さくとも
距離なんて関係ないよ...

ありがとう さよなら またどこかで
いつか会えたなら その時は
君と手を繋いで歩きたいよ
いつか二人 出会ったあの場所で...
いつもの公園 君を思い出していた
温もりの手 暖かい手
いつも想ってた
電車の中 一人きり
ただぼやっと町中を見渡す
僕はこの世界中に一人きり 取り残されていた...

いつも いつも 励ましてくれてた
キミノスガタを頼りにしてた
変わらないなんていられなくて
絶対なんて言葉信じられないよ
ずっと愛していたつもりだったのに！
ずっと信じるつもりだったのに！
後悔の迷宮に迷い
答えも見つけられなくて！
ただ逃げてた
どうして 僕は君のことを...

おめでとう僕へ 今日の夕飯はステーキだ
孤独な食卓 壊れている現実が僕を襲う
君が中にいるはずなのに いないようで感じなくて
問いかけられた
私が人間じゃなくてもよいですか
いいなんて答え持ち合わせてはいないけど
でもそれでも
だったら 例え君が
化け物になったしても
ああもういいよ 僕は...

どうぞお客さんこちら
自己満足オーケストラでございます
貴方がお気に召すかどうかは
考慮に入っておりません
(ミク)
私たちはただ 自分を奏でたいだけ
貴方たちの気持ちなど知りはしない
ただ狂って荒げて言ってしまえばいい
(ミク)
もう沢山だって投げ出した先は...

何もしないよりマシだろう
そう決めて始まった僕の物語
努力なしに初めから出来たわけじゃなくて
I'm loser 誰も知らない苦労があったんだ
夢があった 叶えたかった
自分を捨ててでも
生きたかった 死にたかった
抱える矛盾さえ
自分、全否定して
肯定する少しだけの my fantasy...

おいちょっと待ってくれ
急がないで少しだけ聞いてくれ
俺の名前は鳴らずのピアノ
今まで生きてきて自分の音を聞いたことはない
やあこんにちは 別にいいよ
急いでないから ゆっくりでいいよ
僕の名前はホラ吹きトランペット
キミを必ず鳴らしてあげよう oh
GANGA GANGA GAN GANGANGA...

黒い雨の降る中 暗い闇が僕を包んだ
心無い言葉が心に突き刺さる
クライただ泣いていた グロテスクな想像
此処ももう時期に消えてしまうだろう
まだキミに会いたいと
そんな世迷いごとばっか
いるはずのない人間に
執着して終着してここは終点駅
ただ歌って だらしなく涎垂らして叫び続けて
当然何か変わるはず...

初めて君と出会った公園で
ただ僕は空を見つめて
あの日と同じように呟いた
「ココハドコダロウ」
いつも通りの日常
煉獄の世界で生きる異形たち
嗚呼 あの日々を思い出して恋焦がれて
素晴らしかった謳歌していたなんて
もう遅いよ！
君と出会う5秒前...