沙上綾人の投稿作品一覧
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ねむるのがもったいなくて
なにをうとうかな しろいひかりのなか
すぐねちゃうのわかってるのに
これからすこし はなしをしたいな
あしたも あえないのに
こえだけ ほしがるぼくがいる
どうして 口にするのは
つよがり うそでからめた
ことだらけ
ごめんね こんなにはやく...こぼさずぜんぶ
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君の体に1つ付いている
声帯の凹凸がまぶしい
三角形の海に飛び込んで
君にのまれてしまいたい
私より1つ多いふしのある指
ぎょろ目も1つ多いあなたの顔
3本足で猫背に歩く5分の時間
星の数300数えるまでほんとはかえりたくない
4本しかない指で両目を覆って
涙を気付かれないようにあくびをした...シンボル
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もしも世界が黄色なら
君の目は透けるような琥珀に輝いて
僕はまぶたにキスを落とす
黄色い手を握りたくなる
もしも世界が水色なら
君の息は流れる涼しい水のようで
僕の体に注ぎ込まれて
芯まで冷やして眠くなる
もしも世界が金色なら
君の体は光り輝いて...POC
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重たい胃を抱えて
家まで走って夢を見て
ころがるタイピング
ミスにも気が付かないまま
教室の隅に飾ってあったツリ―にね
僕の願いの短冊かけたの
笑いものの僕は
黒板の真ん中で笑ってた
からっぽの胃に入れた
クッキーとエアチョコレート...OR
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今日という日に
そっと身を横たえて
静かに水の中に
沈んでいくように
眠れば深く夢の中
君が連れ出してくれること
まどろみの中で知っている
悲しいことは
これが夢でなく
本当の夜だということ...Aqua Notte
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赤いライト 眠らない
光の速さ すれ違う
曇った窓の外 昨日バイバイした
君の笑顔が映りこむ
ああ あ
どーかしてる
笑うしかないんだね
サヨナラ ありがと 御免
贅沢した3つのコトバ
世界はこぼれてく...ドライブ