荷稲いな

一人で泣いてるの？
一人で歌を歌ったの？
それは素敵な凪さ
誰かを数えたりしないで
いつからか現れた管で逆上がり
時計の針誘われたキミと宙返り
いまはほらこの歌だけ聴いていて
歌う　集めた声が
あなたを掬う花束に変わる
祝福をあなたに...

音のない世界連れ出して
ゼロからIを教えてよ
子供騙しと笑うかな
それでもいいの 笑ってて
絵空事を抱きとめて
心さりげなく触れたなら
いつまでもって言えなくて
それでもずっとそばにいて
出会う前にサヨナラをしようか？
かなしい顔はもう見たくはないな...

大好きだって伝えたら
きっともっと！強くなれるね！
閉じた瞼にキスしたら
ねぇ、どうなるの？
眼と眼が触れ合う 逸らすのどうして
まさかこれが恋って言うヤツ？
世界が輝くだなんてベタかな
だけど本当 ……あのね、内緒よ？
色付く頰は嘘じゃないんだ
君好みメイク 意味はないかも...

カミサマに恋した 差し出す届かない腕に
もう誰も気付かないで でも素敵なヒトなの
落ちたら人の波 響かすのは甘い不条理
嫌になるのはわたしばかり いつもあなたはそこにいて
いっそもうバケモノなら良かったのにな
いっそねえ神様なら救われたのかな
あの傘を待っているのよ 邪魔しないで
拭わないで雨だから...