iroRi

壊れた夢の中で欠片を集める
曖昧な未来と見たくない過去と
白い白いキャンバスを私色に塗りつぶす
きっとあなたはもう忘れているでしょう
だってもっと知りたかった　
壊れるのが怖かった
夢みたいな儚い思いだけがふりつもる
点と点を繋ぎ合わせて
ご都合主義で生きてきました
まだこの街には慣れてないから...

忘れてしまった青春を
思い出してくれよ
気付けば季節は巡って
寂しさだけが残っていく
いつか交わした約束を
思い出してくれよ
氷菓はもう解けてしまって
虚しさだけが残っていく
愛を感じるのが苦手で
あの瞬間がフラッシュバックして...

君のいない朝焼けは久しぶりだ
願った思いは叶わないまま
泣いていた日々は過ぎ去ったはずなのに
憂いを感じるんだ
誰か教えて
ゆらり揺れるカーテンを眺めては
いつまでもあの頃を忘れずにいる
揺られる日々は過ぎ去ったはずなのに
たまに思い出すんだ
誰か教えて...

もしも、愛の受け取り方さえ知っていれば
こんな生活になっていないよな
もしも、愛の返し方さえ知っていれば
こんな気持ちになっていないんだろな
病院の匂いは少し印象的で
放課後の教室は誰もいなくて
あなたに認められたかっただけ
結局、愛ってなんだ。
今まで苦しんだこと
いつか許されるのかな...

雨が降っていた日のこと
大人は嘘に騙されていた
晴れた冬の日のこと
初めて誰かに相談した
嗚呼
逃げ出そうなんて思ったりしいても
逃げ出す勇気なんてもってなくて
社会を変えたいとか独りで嘆いても
僕にはそんな力どこにもなくて
冬の寒さにいつまで怯えなきゃいけないの...

いつかあの人が　忘れていたとしても
私はいつまでも　覚えています
変わるとか変わらないとか　そんなことばっか言っても
季節は関係なく　追い越していく
笑ってよなんて言われても
何も笑うことなんてなくて
心地よくなるために
夢を見るのさ
誰にも届かないこの号哭が
私の心の中を歪めてしまうようで...

何かも中途半端で
努力する才能もなくて
俯いて過ごしているうちに
追いつけなくなっていた
夢や希望を追いかけるなんて
馬鹿だって誰かが言ってたんだ
解けないパズルに文句言ってるうちに
夜が、明ける
未来の自分が語りかける
今考えてることは、間違ってないのかと...

いつしか夢を諦めていたんだ
昔はたくさん夢を見たもんだ
気づけば皆大人になって僕を追い越してゆく
大人に憧れたあの日
大人に失望したあの日
大人は辛いと知ったあの日
僕は大人にはなれない
そんは風に思ったあの日
君は僕にこう言ってくれた
君は君のままで良いんだよ...

自分が自分じゃないみたい　
そんな風に感じるんだ
まるで泡の中に入ったような
そんな世界
自分だけ時が止まったみたいだ
どれが本当の自分なのか
思い出すだけで息が出来なくなる
あんな世界
古い映画のシーンみたいに
色褪せた毎日が過ぎて行く...

きっと忘れていたんだ
あの頃の真っ直ぐな愛も
開き直ることすらできないで
夢は夢のままでいた
生きている意味を探した
死ねない理由を探した
答えを見つけることができないんだ
やる気が出ないのは怠けか
手足がないのと同じか
同情なんてされるわけがない...