タグ「IA」のついた投稿作品一覧(8)
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意地っ張りのわたしがただひとつ求めたのは
トリックなど無意味な恋の駆け引きで
開けっ放し、ドアへと視線ごと投げかけては
狂気ってほら ピアスの光 鈍らせて
罪を被る そんなふりで 大人の顔をしてたつもり?
ブランティーニ 嘘と贔屓
そんなものに騙されない
ブランティーニ 泡とフィジー
その首筋に咲く...ブランティーニ
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きみの睛から零れゆく涙が夏を告げて
嘘のように澄きとおり歪な夢を忘却れ
抹消えたはずが永久も躰に痕跡る沙礫
泡の音と甘やかなコバルトブルーの聲
硝子式魚が游泳いだら瞼の奥へ散った
褪せた時刻が睡っても光と淡闇は奇麗
燦星が悠遠く瞬舜いた姿を悦に搖らせ
独り想う浅はかなコバルトブルーの聲
まるで月を吊...コバルトブルーの聲
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計数機が刻む音は感染症みたいに拡がり
不正確な呼吸さえも正確に刻んでは憶えて
雨糸を紡ぐ天の色 醒まされた新鮮なキス
乱反射
きみには屹度とどかない 呼び棄ての嘘
風と花片 滲んで奇麗
始まりの時を告げる沙時計
その睛に反射す何もかもに幸あれ
固く結ばれた唇に今
希望と不安が混ざり溶けてゆく...呼び棄ての嘘
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ぱーりー忍者 Go!
華を散らせ
ぱーりー忍者 Go!
天を翔けて
憂いの唄 何処に舞う
灰色に染め ただ流離う
洒落た冗句 口ずさんで
皆の労苦 嗚呼 通りゃんせ
しょせん道具 十二番手
旅は途中 Bye あかんべぇ...ぱーりー忍者
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幽かな夏色 熱を帯びて
いつしか蜉蝣を識る 星月夜
遙かな夏天 誰の逢瀬
ひとひら瑠璃羽舞う 朧月夜
幾度幾度 迎えしとてか
玉兎は翠の陰 遮られ
焦がれしひとの影像 静謐に搖らぐ
游ぐ紅 珊瑚玉
蒼く滲む光を掬う
唇から零れる花科白...蒼月
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甘さが煌めいて
音色は透きとおってく
こころの奥、星のかたちマカロンみたい
からだが宙に浮いたら
パステルカラー蕩けて
こどものまま、碧く綺麗なジュエルさがそうよ
泡より果敢ない夢を観ながら
たゆたうだけの午後に
すてきな淡い蝶の物語をしよう
花より切ない彩があるなら...Star×Macaron
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白磁の華が舞い落ちる
邪気なきままの掌に
凍てつくようなその穹は
悔色だというのに
真珠の如き純白は
雲の彼方の風色告げ
彩鮮やかな淡い聲は
眩暈を呼んで眩む
偽りあるのならば
此の身さえ捧げよと...真珠の華
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濡れてるベンチ 虹の下
太陽ほのかに 光った
弱々しい温もりが揺れて
微笑んで歩みさえとめた
どこかで聴こえる声が
微かに響き ふわり冷たい風が吹く
それはきっと雫の音
ささやく気配 蒼い空
初雪の兆し まだかな
もうさみしい手のひらは冷えて...雫音