珠凛

【Ａ1】琥珀色の陽(ひ) とけこんでいる雲と 広い青空
【Ａ2】騒ぐ風の音(ね) 波紋描いた水と 歌い出した木々の音 全てを感じて
【Ａ1】とどけこの声 この叫び声 世界かえてやるから
【Ａ2】高いところに 登ってみたら 『もっと空に近づけるか』と そっと翼を見た
【Ｂ1】こころの檻 ぶちこわすから...

戦い続けていた　君を背に乗せて
空高く翔けぬけ　遥か遠くへ
やがて平和おとずれ　君はもう来ない
空蝉(うつせみ)が啼(な)いてる　森の奥地で
夕霧をかきわけて　君の音(ね)　探し　耳澄まし想う
君を待ち続けて　桜雨(さくらあめ)の中で見た
朧(おぼろ)げな　記憶たどる
それから何百回の　季節を繰り返...

【Ａ】
会いに来たよ
私だけの王子様
私のことを見てほしい
あなたの全てが欲しいな
【Ｂ】
紡いだ言葉
繋がる絆(いと)
微笑むあなた
そうそしてあなたは言ったんだ...

【Ａ】
真夜中 足音 鳴り響く静かな街
明かりの ランタン 手にして歩き出す
【Ｂ】
ひかる ひかる 月明かりに照らされた
ゆれる ゆれる 不思議な姿の子
【Ｓ】
とんがり帽子に長ぼうき
ひらひらのマント
笑えや声高く...

【Ｓ】
アオイトリ アオイトリ
幸せ運んで アオイトリ
【Ａ】
イマ に飽きて
イエ 飛び出して
さまよい歩いた マチ
【Ｂ】
ソラ を飛んだ
ヌノ でできてる...

【Ａ】
目の前に広がる道
舗装されたアスファルト
そこを進めばきっと
その先にある泉へでられるだろう
【Ｂ】
斜めに伸びる獣道
真っ暗な森に入ってく
そこを進めば親に
迷うからと止められるだろうか...