【A】
目の前に広がる道
舗装されたアスファルト
そこを進めばきっと
その先にある泉へでられるだろう
【B】
斜めに伸びる獣道
真っ暗な森に入ってく
そこを進めば親に
迷うからと止められるだろうか
【S】
僕は一歩前に出た
獣道へ体を向けて
勢い任せに走り出した
後ろから聞こえる風の音
ただ前だけ見て走り出した
【A】
獣道の先にはね、
幸せが待ってるの
話してくれた幼なじみ
諦めた顔で微笑んでいた
【B】
ゆっくりと彼女は
アスファルトを歩いてく
待って、の声も届かず
ただその背中を見送ったんだ
【S】
僕は空を仰ぎ見た
走ることに疲れてた
震える足を必死に進める
僕を笑う森たちの声
ただ前だけ見て歩き続けた
【C】
そろそろ足も限界で
僕は地面に座り込んだ
その時そっと叩かれた肩
振り向いた先にいた幼なじみ
追いついた、と優しい笑みを浮かべて
差し伸べられた手
僕はその手を握って立ち上がった
―君と一緒なら―
【S】
獣道の幸せより
今ここで君と一緒に
手を繋げることが嬉しくて
先から響く海の波音
隣の君も笑ってた
【S】
辿り着いた僕の夢
辿り着いた君の夢
二人一緒だから見える幸せ
祝福するは鳥の唄
―これからも二人で―
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