タグ「切ない」のついた投稿作品一覧(30)
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不透明な心音だ 息を吸い込んだ
今日もならず者の僕はただ歩いている
あぁ理想じゃない感情だ 汚し汚された
死にかけの蝉みたいに足掻く力もない
無力だ
いっそ焼き焦がしておくれよ 奥の奥まで
大人になり切れなかった子どもは何処で生きればいい?
派手に咲き誇った太陽 貴方にだけは
身勝手でちっぽけな気持...ナラズモノ(曲募集)
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“貴方に応えましょう”
それまで深く深く 忘れぬよう
触れた痛みの先で
微笑む横顔が言うの
「何処にいても探し出す」と
引き離されてもずっと
何億何光年でも
貴方が未来(ここ)へと辿り着き
眠りについた私が
記憶にこびりついたままの...コールド・エンド・スリープ
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嘘になってしまえばいい
君がいない世界は怖くて
足元さえ滲んで見えないよ
嘘になってしまえばいい
叶うならばもう一度だけ ねぇ?
その手のぬくもりだけ確かめたい
弱さを言い訳にして 歩いてきた全てを否定した
僕には何もなくて 本当に何もなかったのに
目まぐるしく変わる景色のその先へ
いつも僕の手を引...嘘になってしまえばいい
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誰にも告げない目眩を 独りで抱えたまま
生きていくことは容易くなかった
望んだ答えにならない 描いた未来もない
生ぬるい風が身体に纏って
青い空を裂く雲が何故かとても羨ましく
「矛盾と偽りを殺してくれないか」
愛されたくて分からなくて
自分だけが何処にもいない
そうやって君は影さえも切り離した
短す...青に染まることなかれ
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まだ誰も知らない 知らない 知りたくもないような
声に出すとたんに 消えてく 消えてく記憶の中
手に触れられない 陽炎の君は
カラカラと笑い 僕を焦がすから
止め処ない嘘も 形のない愛も
許されない罪も 全部飽和してゆく
まるで泡沫に揺蕩っている
恋と呼ぶにはあまりにも幼い感情
はじまりを返して 返...誰も知らない
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月が照らす星座線 運命の引力で
導かれてゆく物語
胸の奥 動き出した理由が
私にはまだ分からないまま
銀河へと迷い込んだみたいに
眩しさで目が眩んだ
“不確かを教えて?”
月が照らす星座線 運命の引力で
この手に結ばれたの
きっと何億の確率から...Eternity Blue
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永い永い夜を越えて
目覚めたのは見知らぬ朝
思い出した遠い記憶
君と生きた蒼い記憶
何処にいても 何をしても
見つからない あの惑星へと
還るために 君のために
僕は過去と未来でさえ探してる
「泣かないで 君だけは生きて...ここでさよならしよう」
胸の奥で響く声...ロスト・ワールド
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悪戯に過ぎた季節 巡る度
青い春 閉じ込めたエピソード
「共通点」という幼さを
抱えては笑いあって
何もかも輝いて見えた日々
忘れたはずのライラック
はしゃぐ君のあどけない笑顔が今でも
この心揺さぶるほど愛おしい
あぁ “どうして”の羅列を壊せるほどの勇気が
僕にあればよかったのにな...さよなら...忘れたはずのライラック
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降り注ぐ花の雨
声もなくただ二人
見上げるは交わらぬ
明日の夢 悲しげに
いつかは離れる運命
揺らぐ瞳に映した貴方へ
このまま 只、このまま
叶わぬ願いを込めて
春よ、永久に続け
玉響の恋でした...玉響の恋
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静かな夜 佇んでいた
この涙は誰のものでもない
手を伸ばして 月を隠すの
光なんて今はいらないから
ねぇもう 壊れてしまうのかな
瑠璃色の孤独が押し寄せてく
僅かに 残した祈りなんて
息もなく消えたの そんな運命(さだめ)
悲しみが零れ落ちる 刹那は永遠
愛してほしいなんて...ラピスラズリ
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忘れないでね 僕がここに生(い)ること
誰よりも深い愛で満たしてあげたいんだ
きっと終わりのその先でも
”必要以上踏み込まないで ”それは
ただ怖くなるから?
口癖のように僕に吐き捨てるけど
また、ひとりで泣いて
綺麗な嘘で誤魔化されてる世界
あぁうんざりだった?
傷口を開き 過去を取り出しながら...HEAL
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口先だけが動く「さよなら」すら
貴方は受け取ってくれない
いつの間にか動き始めた心は
誰にも触れられることはなくて
夢遊びと吐き捨てる日々の中で
閉じ込め続けていたはずだったの
名付けられた恋という感情を
どうしても捨てられない私は
許されない明日を今、願う度
こんなにも傷だらけで生きてる...Io
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望んだ夜明けはまだ来なくて
飽きる程の朝を迎えた
止まった時間を覚えてるよ
君が言ったごめんねさえも
散らばる心を片付けても
どうしてだろ 終わらないんだ
決まって響いた夏の声が
僕を過去へ引きずり歩く
「ねぇねぇ 探し求めても無駄なのにね」
これ以上、優しい嘘と誤魔化すのはやめにして...それはきっと夏のせい
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静かの海よ 私を映し出して
嘆きの声が月へと満ちてく
伸ばしたこの手 何も掴めないから
いらない明日を待ち続けている...ひとり
夢さえいつかは 全てを裏切り
孤独が嗤って誘うけれど
それでも光を求めているのは
正しくありたい そう願うから
ずっと探せば見つかると言った
あの綺麗事すら突き刺さる...Mare Tranquillitatis
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響く脈動さえ
脆く微かで
その呼吸が消える前に
私から触れたい
赤く染まる光
誰よりも輝いては
終焉を望むように
崩れゆくOrion
宇宙から
隔絶された...Betelgeuse
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ねぇ 後戻りは出来ないままで
そう 瞳の奥 悴んでしまうミッドナイト
望んだ日々が 今じゃ 薄汚れてる明日を 誘って
もう終わらせてしまいたい 曖昧なアイ
私の過去で遊ばないで
誰にも言えない秘密もあるの
答え探しはやめにしてよ
傷口が ほら また笑うわ
ねぇ あの頃から何も変わらない
そう 怖く...嘘ツキゲーム
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今夜、僕は未来の君と指切り
「約束しよう。」
傷つくことから
覚えた僕らは
幾度も逃げ出し
彷徨った 孤独の銀河を
生きていれば 悲しみは流星のように降り注ぐ
それでも明日はやってくるよ
ここで眠り続けるなら
僕が君の王子になる...I promise U.
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藍い風に吹かれて 君の影と寄り添う
まるで映画のワンシーンみたいに
そんな淡い時間は刹那だから
余計な夢が胸を刺した
くだらない訳で隠すように
笑って誤魔化しても
お見通しみたい
夏の幕が下りてく
また独りぼっちだけれど
忘れることはないよ...リコリス- lycoris -
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青い地球の海でまた
一人 声も上げられず
泣いて泣き疲れたまま
眠る君へと謳う
意味とか理由に縛られては
正解ばかりを求めてた
いつしか壊れていた心に
自分ですらも気付かなくて
終わりだけを望むように描いてた結末
それは...きっとそれは...Dear Heart
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5月の夜風に吹かれ 見つめる横顔は
愛しさを滲ませている君で
その瞳には映り込めない
無邪気に笑う この物語のヒロインが
呼びかける声 響いた時には
ひとりぼっちだったんだ
気付いてほしくはないけど 気付いてほしいよ
そんな矛盾ですら正せないくらい 届かない距離
きっと夢から醒めてもまだ 夢を見続け...スピカ
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アオイ
孤独にさよならを告げ
宛てなきままに降り立つ
何もかも目新しくて
ただ恐れるまま
そんな私に手を差し出した
初めて触れた感覚
それが
無償の愛と知る頃
与えられたぬくもりに泣き...アオイホシに告ぐ想い
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泡沫の箱庭
冷えた温もりだけ
私を包み込んで
離さない だから
ユメごと揺蕩うの
微か泣いた髪に
口付けを待つ夜
眠り姫になれたら
愛するあなたは
迎えに来てくれる?...眠り姫のエトワール
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名も無き星 謳う背中
眺め悴んだ指先握る
描かれた歴史の欠片に寄り添い
眠る月影
今ならばなれるだろ
この果ての一部 煌いて
蒼で冷やした身体はやがて
宇宙の塵と流れてく
戸惑い その涙も 連れていくよ この先へ
満たしてほしいけれど 空っぽのままでいい...STARDUST
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こんなにも不透明 虚ろな瞳が
馬鹿らしいくらいに 綺麗だと思った
静まり返る部屋 上擦った声は
涙を旋律に 一つ一つ吐きだしてゆく
冷たくて、脆い、ほら まるで君みたいだ
細工をし続けた 誤魔化して継ぎ接ぎ
いつの日か解れる それでも笑うことをやめないドール
壊したのは僕で 壊れたのは君で
それを幸...アディントン
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足元に落とした視線を
追い越してくほどの熱
緩やかに流れ過ぎてく
時間は誰? どこへ行く?
子どもの声が遠のく
まばらな歩幅
懐かしい瞬間を
まだ忘れない
僕を道連れにしてよ
手放した日傘と...夏の欠片
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「聞こえていますか?」
僕のこの声が君の元へ
生まれた時からそれは変わらず
僕らを照らし続けてた
目隠しをされているような闇
道しるべを果たす光
その使命に縛られてた
勝手に結ばれた約束
やがて君に迫り来る崩壊に
気付けなかった...Alphard-アルファルド-
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午前零時の静けさ
少し、息苦しく思えた
待ち合わせたビルの隙間
影が差して 魔が差してしまう
きっと戻れない
小指を繋いで 指を切ったの
二人の 秘密の カクシゴト
「わたし、あなたのものになれるの?」
夢の中のあなたに告ぐ
生き急ぐような鼓動だけ...Guilty Kiss
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まるで万華鏡を覗くような日々で
深く息を吸えば美しく
君ガ為ニ唄ウ
ひと目 見た時には 何もかもが遅く
一人 引き返すことの 出来ぬ道へと
これが 恋なのだと 気付く前に戻り
二人 すれ違う時に 目を塞いでいたい
あぁ 玉の緒よ 絶えなば絶えね
この想いならば やがて
堰を切ってしまう...万華鏡
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夢とうつつ 惑わす夜に
一人迷い込んで
帳が下りて あの人が
やってくるまで 檻の中
明かりに照らされ 蝶のように舞う
他の誰かに触れた手で
私の身体火照らせる
今夜も咲かせて 麗しき人よ
たった一度 口約束
信じてました...夢か、うつつか
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ゆらりゆれる時の狭間で今、鈴の音が鳴り蘇る記憶は
心の奥にしまい込んだ 淡く儚い恋
懐かしい君の面影 私に早くと急かし
鳥居の下で告げられた「この先で待っている」
意識の外で幼子の はしゃぐ声がこだましている
「鬼さんこちら」手が鳴った そこで夢から醒めて
もう君に見えずとも 私、ここにいる
今は只...鈴ノ音、君ノ影