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イナイレイサ / 重音テト
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イマダ囲ノナカ inst
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イライレイサ off vocal
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イタイレイサ off vocal
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読みかけた本たちが成した繁華街
まだ棚に戻せない
だって結末が気になるから
そうやって築かれた机の上
もう一冊、もう一冊 糸口を探る
四六時中、思考舞踊 されど進まず
隣の芝生が鮮明に 焦燥感が絶頂期
何とかしたい、したいのに……
足りない、足りない、足りない、空きが足りない
願いとは裏腹に、身体が...HNLC0028「*空きが不足しています」
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気持ち悪い 欧きそうだ 終わらない凶日が殴り殺してくる
胸から離れんこの感情 それは肴にもならない苦悩
刹那も休めん 指図ばっかで中枢神経は虫の息
それでも脳みそがこぼす 「鬱からの解放、希う」
閉じよう、このメを。閉じよう、このメを。
閉じよう、このメを。閉じてしまおう。
閉じよう、このメを。閉じ...HNLC0027「このメを開いて」
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電子で繋がりあったときから試されてんだ
便利になればなるほど箱が黒く見えるものさ
そんな世界
近すぎィ! ここって分譲住宅地? ワールドワイドで押しくら饅頭なう
マジ、ガチ恋距離 気になるあのコだったらどれほど幸せだったかな
近すぎィ! ここって因習蔓延るムラ? もう僕のあれこれパブリックドメイン
...HNLC0026「*鍵が壊れています」
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憧れた向こう側 纏わりつく「やめとけ」振り払って
飛び込んだ向こう側 甘美な夢追う命知らず
周り見りゃ有象無象 障害物が増えすぎたね
優勝はほんの一握り 戦いは必至だね
刻む、刻む、曲がりくねった足跡 背伸びしても変わらない景色
自信に満ちたあの日の音は いつしか記憶から消え失せた
悔しさの上に虚し...HNLC0025「てきばっかり.net」
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お口がお品になって 聴神経で言が犇めいて
聶いただけで 鼓膜がないなった
姦しいし毳毳しいし 液晶がみるみる腐っちまうわ
蟲けらは森へお帰り もう、歮い顔すんなって
まあ、そんな話は実際のところどうでも良くて
積み上がってくさまを見てるとなんか心が和んじゃう
もっと、もっと、もっとピラミッドを超えて...HNLC0024「お口がお品になっちゃった」
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お日様(おてんとさん)、気づいたら棒が刺さっていた。
(ひ~び~ぴ~、ひ~び~ぴ~か~)
干からびた田んぼ 真っ白けっけ
由緒なんて無いさ 感じとけって
捨てちゃった甲羅 申し訳ねえ
え? 行間なんて無いさ 立てないで目くじら
清濁併せ呑むなら新旧併せ呑もう
そしたら一旦煎餅食べてまったりしましょ
...HNLC0023「お日様に棒が刺さっていた」
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泣き言に呼ばれた 早速、駆けつけた
絶えることのない耐え難い痛み、ご愁傷様です。
誠に恐縮ですが、そのお痛みを私に預けていただきたく
申し遅れました。私は、悲しい報せ屋さん。
共感って大事じゃん? 大衆に聞いてもらおうじゃん?
そうすることで救われる命があるってウワサだよ?
ぶちまけ合って 分かち合...HNLC0022「悲しい報せ屋さん」
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嫉妬心 羞恥心 猜疑心 虚栄心 これら全部 入れて 入れて
かき混ぜ かき混ぜ ぐるぐる かき混ぜ そしたら ほらね 透明
見られたくないから顔を隠すわ
さっさと消えて欲しいなぁ 醜すぎて耐えらんないわ!
キレイになれる「ちちんぷいぷい」 あれば良いのになぁ
認められると信じて 聖人を夢見て
この[...HNLC0021「かき混ぜて透明」
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楽しかったあの日も胸が裂けそうな今も 見上げればいつもの青い空
災いを招くような陽射しと土熱れに 止めを刺して欲しいと願うばかり
悲しいって喚いたって 八月の青空に溶けるだけ
太陽に置き去りにされて 独り八月に絆されていく
爽やかな夏なんてまやかしさ 一緒にいたから楽しかっただけ
蝉はうるさいし 湿...HNLC0020「八月に溶けていく」
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この道進もう やりたいこと突き通そう
遮る奴ら押し退けて 天に逝く迄遊びましょう
この道進もう やりたいこと成し遂げよう
この一歩に力を込めて たった一つの命運ぼう
「楽しい」に導こう
迷わないけど逃げ場もない 用意された道で這いつくばい
言いなりの派遣社員じゃ 五体逼迫 述懐奉公
「それは違う」...HNLC0019「このミチススもう」
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「幸」のように太ましくあれ 始めようよ、サチコマル
はぁ 軽いなぁ 身体、骨と皮のよう
朝飯 相当抜いちゃったせいね
はぁ だるいなぁ ひょろいくせして山のよう
あの世に逝くのさえ、めんどい。めんどい。
それなら回りましょ 渦巻きのように
さあさあ回りましょ この世の雑多、寄せてみましょ
ぐるぐるぐ...HNLC0018「サチコマル」
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鮮やかな花束のプレゼント受け取って
「めでたしめでたし」とはいかない話
「驚き」の後ろに潜んでいる
「私、この花束に見合っているでしょうか」
覚束ない 覚束ない 覚束ない 覚束ない 何度考えたって
伸ばした手が受け取るの躊躇って
そっちのけ、花束みるみる増えるばかり
包装紙が今にも張り裂けそう
呼吸...HNLC0017「花束に応える」