狭霧＠Fumi

(00:16)
愛おしい誰か、名前を呼んでいるわ
遠い昔の残響なんだろう
(00:40)
なんてない言葉だったりもするけど
無視して生きるなんてできるわけない
(00:52)
誰かの悪口（ウワゴト）
たいしたことない中傷（キリキズ）
寄せては返す波のような孤独（カナシミ）...

答えがどこかに
あるんじゃないかと
古い本を開いては
見たけれど
結局何もわからないままに
私は途方に暮れたんだ
野良猫のようにたった一人で
生きていけると叫んだけど
何一つ自分だけじゃできてないんだ
誰か私をここから連れ出してよ...

（Ａメロ）
ネオンの輝く街にある
誰も知らないような地下のＢａｒ
静かなそのカウンター席で
今日も飲み下すいつものギムレット
（Ｂ）
うまくいかないことが多すぎて
つまらないことがあふれてて
うす暗いそのカウンター席で
何も考えず飲んでいたい...

（イントロ）
``何もかもがどうでもいいや……''
投げ出した世界に月が昇る
（Aメロ）
灰色に染まるこの世界
愛のないこの街
差異のないいつもの毎日
懐柔されるボク
（Ｂメロ）
``つまらないから……''つぶやいた...

もう終わってしまった
夏休みの宿題を積み重ねて
穏やかな午後のひと時
そっと眺める
最後の日は終わったけれど
まだ夏のように暑い秋でした
取り出して眺めた青いビー玉
向こう側に透けた世界に
懐かしさを感じました
まだ明日は来るのだけれど...

漂う雲のように運命に身を任せて
近づくその時に私はおびえた
狂う時計の針に自分を重ねて
近づく終焉にそっとキスして
１２の位置まで円舞曲を踊り
０まで戻って回旋曲で終演
行ったり来たり時計の針は
この手の中で繰り返す
身を包む濃い闇にこの身をゆだねて
遠ざかるその手に私はすがる...