妄言乱舞

1a
小さいことから 大きいことまで
恥じらう気持ちは 亡くならないさ
肝心要の言葉を宿して
躊躇う心を無様に曝せ
1b
そういうところが一番ダメだと
温情忘れて今は語るね
彷徨える亡霊 マシンガンのような号令
それ一斉に放出していい...

永遠のプラトー
小さな世界を泳ぐ
人間の性（さが）と
生きようとする気持ち
誘導線の張り巡らされた
プライドの証拠も誘導線の色の一部だった
色白のパジェロ
どこかの世界の言葉
知らなくてもいい
染まろうとしちゃだめだ...

照れたふりしてさ　顔文字つきで
君にLINEしたけれど
夕べ見た映画　つまらなくても
僕がとなりに　いる
精一杯でも　汚れてても
美しくあれ
大丈夫さ　恐れずに　命燃やせ
こんなトキだから僕を見て
ためらいやプライドなんてものは要らない
裸足んなって...

iPhone差していこっ　機種変したなら4を
iPod代わりに　16ギガで十分　わたしはただのジェイポッパー
アイコン変えちゃおう　ブロックしたから彼を
髪切る代わりに　26次がうれどき　みんなが「どした？」かまってちゃん
ピコピコ鳴ってる　だけど既読は付けず　平和通りを猛スピード　変なおやじにぶつ...

土日は拓けた景色の中に
いくつも蒼を静め
かい離しかけ　霞む日常を
追い越して　笑顔を貰った
独り過ごす幼少期に居ながら
とおい宇宙を教わった
母さんの病気のために
ヘンテコなことば　おまじない
今を生きるぼくを　知らず君は向かった
焼けた肌でどこまでも駆けてく...

舗装されてる　君さえも向かう
独り歩こう　誰も知らぬ道がある
開（あ）かないドアとすぐに開（ひら）く弱音　oh友も恋も　幻（ユメ）　だれもが死んでる
命が尽きて　君が消え失せて
お互いの為　してたコトも無くなる
過ぎた季節が　あなたの現在（いま）よ
十字架を背負い　明日を生きて死ぬから
だから分かり...

どんな服を着てみても
神様に頼っても
負ける気がした

拠りどころにしてた　君への優しさは
大人になって少し知った　あたしの可哀さだったんだ

判ってるつもりでも　イイコトを望んだ訳じゃない

人ゴミの中で　ただひとり特別で在りたかった...

誰もが誰かを部外者じゃなく
敗者にしたいと囃し立てる様に
主張する事を辞めない
本当は僕たちの生きるこの時代の輪廻において
幸せの鐘を鳴らすような
激烈すぎる言葉のシュートが
物体としてのゴールネットを貫く。
貫く、その瞬間を分かち合う刹那さを
誰もが誰かと迎えられる軌跡をシッテいる
喜びを感じれる...

明け方　孤独
まとまりを欲しても平気だよ　対立の先に
在り方　美学
「繋がれる」とりあえず神器だよ　「平成」の「昭和」
最近じゃ　それもあんまりで　聞こえない「青の」メロディー
わりとある　ファミレスの熱い会話　それの気軽バージョン（きがるばん）
うってつけの糧にする　「井」の中の「優」しさじゃなく...

海に　沈みこんでる　だけど声は聴こえてる
知らない人たちは言った　「幸せそうにはしゃいでる」
特に　あるわけじゃなく　なんとく思いがあふれた
気を遣わなくていいから　気を遣う理由（わけ）を教えて
いつの日か　死ぬけれど　こうやって　君を見るのが好きだ
生まれた日　終わることが　なぜだろう　決まってい...