音楽をつくる蛙です。VOCALOIDなど。 Twitter: https://twitter.com/kawazu_idono
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逃した魚の丈、嘆いてみれば
揺れる水面を覗き込んていた
流る木葉見て何を想うさあね
御塩は少々と粗目はわんさと
一晩、漬け置いて染み込ませ
一切有情(うじょう)属することも叶わず
唯、不貞寝(ふてね)しているだけ
それでも「いいよ、いいよ」
判っていますとも言葉足らず
単調な調「いいよ、いいよ」...【歌詞】木通を嗤ふ /v flowerと初音ミク
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【声無】木通を嗤ふ / v flowerと初音ミク
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ご覧この目の前の細道が刻下二つに分かれているの
そのいずれを選んだなら もう元に戻れやしないな
試すでもなく無難を寄せ合う日々 代わり映えない
次の身体へ変わるたび、無垢な想いが零れてゆくの
教えてよ、未来って奴はどんな顔をしているのかを
足搔けども、期待ってもんとあまりにも違うと云う
これからも...【歌詞】矮星を纏ふ / 初音ミクとv flower
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【声無】矮星を纏ふ / 初音ミクとv flower
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今宵も雨降りぐずづき模様也
泡吹いてにたにたりって
此世は駆け引き情けは無用也
からまって、くるくるり
丁か半か口から葉っぱか
へべれけまみれ貴賎群集
頭も尻尾も順に飛びゆく
張ってそのまま張ってよ
一向聴じゃ、詰めが甘い
淡々たんと煽れば八卦と...【歌詞】賽の賭け目/v flower
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【声無】賽の賭け目/ v flower
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「 フゴウ 」 と 「 フキョウワ 」
渇いた柑橘、搾り尽くした骨惜しみ
訓戒薙いで捨てた裏道廻道迷い道と
「むなしさ」は寒さか惧れの所為か
届かない触れられない果実睨んでいた
また一つ、誰かが漿果を奪ってゆく
狭量な拙僧と言えば彼らが喫す果蜜(しろっぷ)
蜜も悦も毒になることを祈っている
ねえ如何...【歌詞】饐える葡萄 /初音ミク
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【声無】饐える葡萄(SCAT OFF)/ 初音ミク
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【声無】饐える葡萄(SCAT ON)/ 初音ミク
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仏手柑の寐
吐息も色づく凛冽たる日々、凍えた
情緒を鈍らせていて 咫尺(しせき)、季節も
待ってはくれぬと 雀鷹(つみ)が袂で嘯く
仰げば暗澹な空吸い込めば肺を潰す
想いは絡まる侭鵺の残穢の酔を待つ
言葉をなくして、本音を暈(ぼか)すような
そんな自分じゃ眠れない眠れないと
「誰か」の幻影に怯える...【歌詞】仏手柑の寐 /初音ミク
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【声無】仏手柑の寐 / 初音ミク
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【声無】p.h.(蛙篇 COVER)/ 初音ミク
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【声無】水死体にもどらないで(蛙篇 COVER)/鏡音レン・リン
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【声無】落魄フード(蛙篇 COVER)/初音ミク
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蹌踉めく柘榴
熱はいらない冷えたままでいい精神も身体も
都塵の渦に、呑まれ揉まれ消えてゆく訳なく
積もりゆく草案を 火鉢の余燼に投げつけた
後悔や未練なんかが殊更に臭った煩く纏った
「 実ヲ吸ウママ、虚ヲ吐クママニ 」
何でもない夜に佇んでは霞む姿見焦付く蒙昧
淡い願いは蜃気楼でも、泡と弾けて散...【歌詞】蹌踉めく柘榴 /v flower
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【声無】蹌踉めく柘榴 /v flower