もごもご犬の投稿作品一覧
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ある日の夜。リビングにて。
「・・・・♪」
嬉しそうにアイスを食べるカイトに、マスター(作者)は
「カイトって、本当アイス好きだね」
「はい。だてにアイスの王子様やってませんからね」
ニコリとして、カイトは言う。
「・・・そ、そっか」
「・・・・♪」
またおいしそうに食べるカイト。
「・・・あたし、...お題小説その3 Ice-ちまちま系よりがっつり系?
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ある日の夜。空に星が瞬いている。
「・・・・・」
アカイトはリビングから空を見上げていた。ただただ一心に。
そんなところへミクがやって来た。
「・・・どうしたの?背中に妙な哀愁が漂っているよ?」
「・・・ちょっと・・・過去を思い出していたんだ」
「・・・過去かぁ・・・・そういえば昔、こんな歌よく歌っ...お題小説その2 song-君のための子守唄ー
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「・・・あれ?」
雨の中、傘を差しながら歩いていると、道の端っこに何か見つけたミクはその方向へ向かった。
「にゃー」
草の陰に1匹の猫がいた。雨に打たれて小さい体が小刻みに震えている。
「・・・・うーん、どうしよっか・・・・・」
ミクは迷った。ここに残していくのも可哀想だし、かといって家に連れて行く...お題小説その1 Dear-親愛なる猫さんー
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ある日の夜。もはや定番のリビングにて。
「・・・・話って何?アカイト」
ミクは、歯切れの悪い赤い人を見て確信犯的に、にこっと笑いかける。
「・・・まだ、早いんだけどな・・・でも、カレンダーに印つけておいてくれ」
・・・なかなか本題に入らないアカイトにミクは
(・・・・???)
疑問符を浮かべていた。...日常的環和 16話 確定事項な約束
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前回が一段落して今は夜。
リビングには、グルトがソファに座り今日朝あった出来事を思い返していた。
「・・・・・・」
何か、口が綻んでしまう。・・・なんでだろ?
そんな時、
「・・・・グルト君」
「・・・あ」
リビングにカイトが来た。
「・・・・カイト」
カイトはグルトの隣に座った。...日常的環和 15話 その後・・・。-事後会談ー
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しばらくしてーー・・・
「・・・あれ、みんな来てる・・・」
ミクが寝ぼけなまこのままで、呟く。
「・・・あれ?いないと思ったら」
マスター(作者)が言うと、リンは
「ミクを起こしに行ってたんだ、マスター(作者)。・・・ごめんなさい、抜け出したりして」
と、苦笑しながら言った。
「・・・ううん。別にい...日常的環和 14話 あまいものとからいもの、どっち? その3
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「おまたせーっ!!」
数分後。リンは新たに2人連れてきて、戻ってきた。
「・・・あ」
「・・・おわた」
その2人を見て僕とアカイトは、言葉を失った。
「・・・おはよう。・・・っていうか昨日(前回)は自己紹介しただけですぐに帰ってごめん」
薄い茶髪のグルトが言う。
「・・・おはよぉー。昨日は、あれから...日常的環和 14話 あまいものとからいもの、どっち? その2
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朝。リビングにて。
「・・・・・♪」
「・・・・・」
おいしそうにアイスを食べているカイト(青)を見て、アカイト(赤)は
「・・・・そんな甘ったるいもん食べて、平気なのかよ・・・?」
と怪訝そうな顔で、ぼそっと呟いた。
「何か言った?」
間髪入れず、カイト(青の方)は言った。
「・・・・・・えぇーと...日常的環和 14話 あまいものとからいもの、どっち? その1
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ある日の昼下がり。
みんなが久しぶりに集まって、まったりと時間を過ごしているとーー・・・
「お、みんな集まってる集まってる。」
と言いながら、マスター(作者)が、みんながいるリビングに来た。
いつも、こういう場には出たがらないマスター(作者)が、出てくるということは出てこなければならない状況なのだろ...日常的環和 13話 グルト、登場!
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その頃。
コンコンとあたしはミクの部屋のドアを叩いた。
「・・・はいって、なんだ、リンちゃんか」
ミクはあたしを見て言った。・・・なんだ、リンちゃんかって・・・。
「・・・どうやら、その様子だとアカイトに告白されて、まんざらでもないって感じだねぇ、ミク?」
意地悪を言ってみると、ミクは
「そ、そんな...日常的環和 12話 ひそひそ小話小話
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前回から時間は進んで夜。
「・・・ふはぁ」
カイトはリビングで、変わったため息をした。
(まさか、あのアカイト君がねぇ・・・まぁ、半分は予想してたけど・・・・)
リンから聞いた事を頭の中で反芻しながら、心の中で思う。
(・・・今更、どうこう言ってもミクの気持ちはもう僕には向かないんだろうなぁ・・・)...日常的環和 11話 確認幸あれ
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今日は金曜日。明日からお休みだ。
「・・・♪」
僕、カイトは、リビングでピノが入った箱のひたを開けて中身を見て、
「・・・あっ!?」
箱の中に入っているピノピックの番号が
「・・・・19」
その数字は僕の年齢だからだっ!
「・・・何この偶然」
そういえば、今日一日を思い返すとなんだか良いことばっかり...日常的環和 10話 甘い余暇安寧
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次の日の朝。
「おはよう」
「あっアカイト。おはよう」
「・・・おはよう」
リビングには、ミクとリンがいた。ほんとに2人の早起きさは見習いたいぐらいだ。
と、それは、さておき。
「・・・アカイト、ちょっと来て津!!」
「・・・なっ!・・・ちょ、引っぱるなよ!!」
リンに引っぱられ、廊下へ引きずられる...日常的環和 9話 その後のVOCAL
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「・・・えっ、ちょ」
俺は、どうしたものか分からず困ってしまった。
「・・・どうしたのっ?」と、聞かれても・・・・。
・・・うろたえても、何も始まらないので
「・・・ミク」
「うん?」
「・・・・ちょっと、話があるから座ってくれないか?」
「うん、いいよっ」
と言ってミクは俺の隣に座った。
・・・・...日常的環和 8話 告白両思い その2
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「君のことがずっと好きだった。付き合ってくれ」
「・・・過去形はちょっと無理だよ」
「君を、ずっと守る。守り続けたいんだ」
「・・・・だから、何?」
「・・・どうしようもないくらい君が好きなんだ。・・・だから、結婚しよう」
「展開早っ!!」
「・・・・はあ」
「ため息つかないの!!幸せ逃げちゃうよっ...日常的環和 8話 告白両思い その1
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「私・・・・・アカイトのこと・・・・」
ある日の夜。リビングに、ミクとアカイトがいた。
「・・・・・なっ」
2人の間の距離は、ほとんどなく少しでも動けば髪に手が届きそうだった。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・ミク?」
アカイトは動けないまま、黙ってしまったミクに声をかける。
「・・・アカイ...日常的環和 7話 半甘半悲な関係
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「・・・はあ」
カイトは独りため息をつきながら、時間を持て余していると・・・
バコーン!
小気味いい音が響いた。
「・・・いったぁ・・・」
思わず、うめくカイト・
「カイトのバカっ!少しはミクちゃんの気持ちも考えてあげなさいよっ!」
「・・・リンちゃん・・・・」
立っていたのは、なぜかハリセンを持っ...日常的環和 6話 半泣きテンション
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「・・・・・・」
ところが2人の行く先には、またしても黒ずくめの集団。
「・・・また、お前らか!!」
「・・・・・・え、カイトお兄ちゃん、この人たちと知り合い・・・?」
「・・・・ちがう。こいつらは・・・・俺らの敵だ」
「・・・・敵」
「<博士>、もうこれ以上は・・・」
黒ずくめの集団の中の1人が言...日常的環和 5話 過去悲劇、未来喜劇、ときどきトライアングル その5
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それから、時は過ぎ去りーー・・・
「・・・はあ、今頃ミクはどうしてるのかな・・・・」
カイトは白い壁に囲まれた部屋に閉じこめられていた。
といっても、衣食住に困る事はなく比較的快適だった。ただひとつ、外に出られない事をのぞいて。
「ちくしょー・・・」
カイトは、ふがいなさにどうしようもなく、ただ唯一...日常的環和 4話 過去悲劇、未来喜劇、ときどきトライアングル その4
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「・・・はあっ・・・はあっ・・。・・・ったく、あいつどこいったんだよっ!!」
曲がりくねった住宅街。ここがどこなのかもカイトには分らなかった。
と、その時。
「きゃああああっっ!!」
という幼い悲鳴が近くで響いた。
「ミクっっ!!」
カイトは悲鳴の聞こえた方へ走っていった。
そこにはーー・・・
「ミ...日常的環和 3話 過去悲劇、未来喜劇、ときどきトライアングル その3
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まだカイトとミクが小さかった頃に起こった悲劇ーー・・・
「カイトーっ、待ってぇーっ!!」
「・・・・・・」
幼いミクが、すたすたと前を歩く、これまた幼いカイトを追いかけていた。
「・・・待ってよっ」
ようやく追いついたミクは、カイトに服のすそをはしっと掴んだ。
「・・・・少しは、待ってくれてたってい...日常的環和 2話 過去悲劇、未来喜劇、ときどきトライアングル その2
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ある日の昼下がり。
リビングには、
「ふふふーん♪」
と、鼻歌交じりでアイスのカップを開けるカイトと、
「・・・・・・」
小説を読んでいるミクと、
「・・・・・・(もぐもぐ)」
ハバネロの袋を開けて、つまみ食いをしているアカイトの3人がいた。
3人とも思い思いに、自分のしたいことをしており、それぞれ...日常的環和 1話 過去悲劇、未来喜劇、ときどきトライアングル その1