ことこと

もう一度だけ君と
踊りあかしたいなんてそんなこと
いえないからせめて
君の手をにぎる
いつまでも
もう一度だけ君と
あるわけないことなんてわかってる
奏で出した光
さよならのソナタ
静かに鳴り響いた...

すこし耳をすませば　届いたかすかな音
聞こえるでしょ　私の歌う声
元気を届けたくて　世界中のみんなへ
歌っているの　知ってほしいな
落ち込んだときには　迷わず聴いてほしいの　絶対
そんな気持ちを　吹きとばしちゃう　魔法をかけてあげる
歌詞に込めたこの想い　（世界みんなきいてきけ）
音にのせてとんでゆ...

今日はね一年に一度
訪れる特別な日
あなたは覚えているかな
初めて歌ったあの曲
届けた淡い気持ち
紡いだ甘いときめきは
想いを歌うたびに
ふくらみ続ける
あなたが作る曲の世界に
自分自身を重ね合わせてる...

薄暗くひとけのない部屋
カチッと何かを押す音　
おそるおそる目をあけてみる
誰かがのぞき込んでいる
体の中の電波時計が　
失われた時を追いかけ始め
目の前に立ちつくす君は
あなたに少し似てるような
記憶姿ふたつ重ね合わせて
君と音楽を探しにいこう...

君は何を考えながら
私を選んでくれたのかな
これからずっと素敵な歌を
つくってうたって
これが初めての曲だって
はしゃいでキーを叩き始めた
頭の中の空のメモリーに
音がかきこまれてく
ねぇ君はどんな景色をみせてくれるの
音符のさきに何が待ってるのかな...

心の中に感じた
きらりとひかったゆらめきを
ぽいっと捨てちゃわないで
いっしょにかきとめてみようよ
綴った願いのかけらを
音楽の糸で結んだら
ほらもう準備はできたね
はやく舞台にたたせてよ
込められた願いを
かわいくはじけて...

こっちをむいてよ
こっちをむいたら
君のむねに
とびこむんだから
はやくむいてよ
むぎゅむぎゅするから
こっちをむいたね
そーれつかまえたっ
あたまのなかは
君のことで...