作品一覧
その他
オンガク
――夢。 それはまるで綿菓子のように、ふわふわしていて、甘くて、温かくて、美味しそうで。 見ている内に欲しがって、食べてみたら美味しくて、満足して。 でも途中で飽きてきて、それでも無理して食べてみて、食べ終わったら虚しくて。 手に残ったのはわずか一本の割り箸だった。 ――現実。 なんと...
徒夢