丸川しおり

私ははっきり言ってこの世があまりすきでない。ゼミの先生は最悪だし、授業も面白くない。街へ出れば、脳みそがふやけたようなツラばっかりだ。将来もどうなるか分からない。このままじゃいけないのは分かっているが、具体的に何をどうすれば良いか分からない。ただ、帰宅して漫画の世界に浸りながら食べるチョコクロワッサ...

私が悪いの
いらいらして八つ当たりして
ごめんなんて言えない
なのに怒らないあなた
なんで？
そういう態度がまたむかつく
全てを受け入れたような笑顔
良い子ぶらないで
もっと感情をむき出して
私だけ獣になっていく

ごめん
やっぱりあなたを好きになれない
私は私が私を好きなのか分からないまま
自分を置き去りにしたまま他人を迎えにいけない
あなたを好きだと感じたこともあった
その時は本当の気持ちだと信じて止まなかった
だからそうなのかもしれない
新しい自分に出会うのは勇気がいる
けど私はその楽しさを知った
でもこ...

あなたの声 聞こえるくらい
あなたの言葉 色めくほど
ここまできた
思い返ると 決して長くなかった道のり
だけど 私だけ歩めた辛い道のりだった
愛おしい
憧れから遠ざかっても さびしくはない
次を始める
私達の時間の流れが今 違ってきても 構わない
ここがどこまで続くか分からないけれど...