mitsukey

揺れる水面に　映る瞳は
なにかを求めながら　不安げで
枯れた声がする　何も見えないのに
真っ暗な　世界に落とされたみたい
なにげない日々が　幻のように
崩れてく　音もなく　目の前から
いつまでも続く　泣き叫ぶ
声なき声が　はなれなくて
手を伸ばしても　届かないのに
救ってくれる人なんていないのに...

ずっと子供のままじゃ　いられないと
わかっていたけど　認めたくなくて
ずっとあなたのそばに　いられると
思っていたけど　独りよがりで
ふとした瞬間（とき）横を向く　さみしげな顔に
何度　声を　かけようとして
何度　口を　とざしたろう・・・
ほんとは　わかってたの
あなたが　私を　見てはいないこと
そ...

暗い部屋の隅で　待ってる
あなたの背中が　冷たくて
最後に触れたのは　いつだったか　なんて
思いだせない
言葉もなくなって　目も合わなくなって
いつから　遠くなっていったの？
笑えなくなって　好きじゃなくなって
いつから　泣いていたの？
冷たくなっていく　心が
想いは変わらないはずなのに...

一人でなんでもできると　笑ってた過去（わたし）
まわりは多すぎて　わからないほどの　ひと
薄い関係　脆い関係
いやになったら　切ればいいでしょ
どうにでもなるの
気づけば一人　立ち尽くして
まわりは気づかない　この声に
手を伸ばせば　すり抜けて
人　一　ひと
消えてく繋がりに　すがってる今（わたし）...

気に入らない　ことがあると
すぐに怒る君の　癖
そんなとこがいつも　困りもので
そんなとこが　大好きで
待ち合わせはいつも
ぼくが先に　着いてて
君が走ってくる姿を
見るのがすきなんだ
「ワガママって思ってるでしょ」
拗ねるように　落ち込んだ声...

桜散る夜　あなたに出逢い
桜咲く夜　あなたと別れ
二人で歩く　一人で歩く
この想いだけは変わらずに
花に触れるやさしい手に　切なくなった
並木道を見つめる　その瞳を向けてほしくて
ただあなたのそばにいれたなら
よかったなんて　うそついて
ほんとはその手で　私だけに
触れていて　ほしかった...

光る旋律　奏でる声
瞳はなにを映す
鐘が鳴る　街中に
祝いか　呪いか　知らずに
栄光をもたらす　歌声の奥底に
泣き叫ぶ　彼女を
見つける人は　いない
「私の声はとどきはしない」と
ささやく音は　掻き消された
救いの手をさしのべる　もとめる...

僕のよこで　笑ってた
君が見えなくなる
もう戻らない　さよならを
忘れられずに
白くつみかさねられた　空を染める涙
僕のじゃなくて　君のだったんだと
今　気づいた
小さな君に　背を向けた
声は聞こえなかったけれど
今は痛いくらいに　響くよ...