タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(5)
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とくと舞え 掌の上
咲かぬ花を散らして咲え
今宵橋の下 繰り広げらる白刃の舞
かつて肩並べし友は 哀れ憎い敵と成り果て
恨み辛み妬みに嫉み
鋭き矛先彼奴に向けよ
春花の紅は人の骸と言われしが
花持たぬ青柳こそ紅化粧を喜ばん
とくと舞え 掌の上
咲かぬ花を散らして咲え...狂花宴
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いんすとーる
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おてんば じゃじゃ馬 無茶無謀
そんな言葉は聞き飽きたけど
文字の羅列見てられなくて
部屋を抜け出して木に登る
根暗に 弱虫 意気地なし
そんな言葉は聞き飽きたけど
擦り傷一つ作りたくなくて
本を片手に窓辺に座る
小さな型には収まり切らず
大きな型は居心地悪く...きみ□ぼく
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おとぎの話をはじめよう。
どこかで聞いたか、聞かないか。
昔々のどこかのお国、
ワガママ姫さま暮らしてた。
きれいな衣装に、人形に。
欲しいといえばなんでもくれる。
だけども姫さま飽きっぽく、
ちっとも満足しなかった。
ある日地下で見つけたよ。
ほこり被った大きな鏡。...鏡の国の...
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あるあさ めざめ
かごは からっぽ
ことりが いない
きいろい ことり
とりかごの かぎ
かぎを かけるの
わすれて いたの
ちいさな ことり
いまごろ どこを
とんでる かしら...ことりが にげた