作品一覧
その他
オンガク
僕らが初めて泣いた瞬間は 確かに確かに「ひとつ」でいられたのに 時を生き往くその中で 「ひとつ」「ひとつ」失くしていくの 風に強く背中押され縺れる足を 何処に向けるか判らずに 溜息ばかりが先を行く ゆるく丸まり気味の肩 無理矢理張って 痛みを堪えるその度に 明日がぼやけた 思い出せないあの場所に 忘...
散路