七グラフ＠御用の際はメールくださいの投稿作品一覧

遥かに遠い景色の中に　あなたの姿を見つけた
大きく手を振ってみるけど　遠すぎて気づかれることはなく
仕方ないかと呟く私に　熱い何かが不満そうにくすぶった
たとえば私が空を見上げた時に　あなたは地上を見下ろすの
そんな風に二人は　違う何かを求めてズレていた
レッドボーダーラインより前に　出ようともがく...

右から左へ悪口聞いた　「うん、そうだね」
左から右へ悪口聞いた　「ボクもそう思うよ」
左から右　右から左　　僕は誰の敵でもない
ボクがいる位置は　平和で平等な中間地点
平穏と引き換えに　騒音の中に投げ込まれた
あぁ五月蠅い　あぁ耳障り　　他人の穢れが丸見えだよ
上から下へ罵声聞いた　「ボクには関係な...

「裏切り者は回れ右」　皮肉たっぷりのキャッチフレーズ
まだあなたはそこにいるの　私をさぞ恨んでいるでしょう
二人を分かつ鉄格子　闇色を吸ったこの足枷
やたらと黒い柵（シガラミ）は　どちらを閉じ込めているのでしょう
あの日々は明るく楽しく生きました
だけど　あなたにとっては　いい迷惑でしたね
私の放っ...

「明日が来なければいい」と　矛盾だらけの世界に文句を言った
安易な言葉しか生めない　君が憎たらしくて
「世界よ、終われ」と　無茶なことも言ってみて
逃げ出す機会を窺っては　足元をすくわれてた
染みついた気持ちの大きさだけ　浅ましい呪いは広まる
不器用者が作った　ツギハギの歌は塵と化した
まだまだ足り...

世界が弾けた　私は崩れ去った
目の前の淡い光は　一体　誰のもの？
遠回りするのも　待ちくたびれるのも　飽きてしまったわ
成功した二人を横目で見逃した
伝えたところで　叫んだところで　何が変わるの？
世界が弾けた　私は崩れ去った
目の前の淡い光は　一体　誰のもの？
ワンツースリーのかけ声で　醜い争い始...

街に潜む悪魔が　わざとらしく笑う
左右に揺れる心は　笑みを返すのを嫌がった
目に余る惨状に　思わずおかしくなっちゃって　
揺れた心は叫んだ
　
知らんぷりも良いけれど　いつまでも見えないフリはアウト
ポーカーフェイスは無理だから　世界に背を向けてログアウト
チクタクと揺れるクロックハート　シカトを決...

すれ違いの毎日に　終止符を打ちたくて
おどける君に言い放つ　「さっさと　ショーを始めなさい」
滑らかに偽りのコトバたちが　口からスラスラと
高らかに憐れみのエガオたちが　僕と君を狂わせる
ユウウツそうに　笑う僕は　現状維持のマリオネット
不撓不屈の精神で　歪んだ君を叩き直す
空回りの関係に　免罪符を...

つぶした心に手を当てた　クルクル狂って戻らない
割った鏡に姿映して　みるみる内に汚れてった
知らないコトバをただ並べて　知らない自分を作って
キレイなコトバを言い切れば　キレイな自分がハイ完成
どうせ　私は　ウソツキピエロ　客が笑うの待っている
右目の光　左目の涙　歪んだ口に血がにじむ
つぶれた心を...

高い高い壁の向こう側　そっぽ向いてる君がいたよ
赤い赤い腫れた両目で　唇を強く噛み締めて
叫んで　壁を　叩いて
こんな世界に　嫌気がさして　投げ出すよ！
届かないなら　意味がないなら　全て捨てるよ　思い出さえも
振り向かないから　気付かないから　もう叫ばない　諦めるよ
ボクがつけた　キズアト　捨てた...

越えられない想いがあるの　見えないフリしてる
悲しいことがあったのに　知らないフリして
潜んで　息を　止めて
こんな世界から　尻尾を巻いて　逃げ出すの！
想いだって　叫んだって　きっと届かない　意味ないよ
悲しくったって　泣いたって　振り向かない　気付かないよ
消えてくれない　キズアト　捨てても生ま...