タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(4)
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祈りを捧げる 午前二時
窓辺に腰掛け 星の海を辿る
夢うつつなままで
誰も見ていないから lie lie cry
意味なんてないでしょう
あの影に 憧れて 羨んで 妬んだって
寝そべって まだ タイトルを辿っているの
夢見て
もう一度 こっち見ていて
縋った爪が痛いから...(作曲者様募集)礼賛
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どうせ何も書けやしない
四角い枠に溢れた透明を掬うけど
何にもないよな作れやしないよな
僕は一般人です
どうしたらいいですか
いい子になれますか。
誰かの特別に特別に
なれやしないんだよな
どうせ何も描けやしない
真白い枠に崩れた僕が巣食うけど...モルモット
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鳴りもしない携帯を 握りしめている
誰かの呟きを待っている。
もういいよじゃなくて もう大丈夫とか言ってくれ
必要じゃない僕に尾ひれはいらない
金魚のように金魚のように漂って
キスしていいですか。
戯れていつかみたいに戯れて
また 祭囃子に死んでいく僕だ
鳴りもしない携帯を握りしめている
もう何も書...金魚鉢
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「君は僕の手をとった」そんな歌を聞いて
僕は小さく「いいな」って呟いた
歌や漫画や小説の逃避行にはだいたい「君」ってもんが付きもんらしい
「僕」がいたら 「君」がいて ぴったり二人分
それなのに 僕ときたらさ
「君」なんていない どこにもいない
僕を「特別」にしてくれる人なんていない
鏡の中から胡乱...君なんていない