秋水さたこ

君と僕と　ふたりしてさ　帰る道　いつもの道
茜空に　他愛のない　おしゃべりと　足音と
いつもいつも　ふたりしてさ　歩く道　いつもの道
「あのね、あのね、知ってるかな　内緒のかぞえうたを」
ただ　君は　そう呟いて　「ひとつ、」と手を取るよ
橙色に（だいだいいろに）夕暮れだす　帰り道
制服の袖に　ひらり...

足かけ何年生きてきてみたが
いったいなんだよこの様は、独り
中の下あたりの人生も僕を
組み立て固めてさいるんだと
偏る嗜好で読む漫画然り
とにかく苦手な教科書もうんざり
僕らの明るく穏やかな未来
背広の椅子の下、虫の息
お前のせいではないけどさ
僕らのせいでもない...

Ａ）そうか　「愛」はただ微笑まれること
　　キミは僕のタネに気づいていたの？
　　こんな弱虫のヘタクソな呪文
　　夜の黒猫もそっぽを向いた
Ｂ）ヒカリはキミの頬かすめ　隣の壁で砕けた　
再び僕に訪れる　定期的な病み期です
Ｓ）杖をふって　呪文となえても効かなくて
　　くやしがって最初から手順...

Ａ）昨夜昨夜　誰かが笑うのは（６９
　　明日は明日は　火照る心　躍らせ（６６４
　　あいつあいつ　あのサーカスが来る（６９
　　総柄　星柄　三角帽子（４４７
Ｂ）鳩時計が　告げる　夜の始まり（６３７
Ｓ）今宵　手を取り踊ろう　スターナイト（３８６
　　回転木馬に　散りばめた　お楽しみ（８５５
　　こ...

Ａ）朝練　居眠り　月曜　放課後（４４４４
　　コンビニ寄ってた　（４４
　　明日も　進路も　不安だったんだ（４４４４
　　あきらめた　テストみたい（５６
Ｂ）悩み過ぎた日　やんなった夜（７７
　　泣きすぎた朝　にじんだ朝日も（７８
　　「今日で制服最後なんだ」と（７７
　　笑顔にかわる（７
Ｓ）いつ...

Ａ）よふけ　ゆめに　ひかれ　くだれ
Ｂ）落ちちゃう落ちちゃう引っ張らないでよ
　　誰なの誰なのかくれんぼ
　　重力おまかせぶらぶらぶららん
　　真っ赤な真っ赤なあかりんご
Ｓ）なにもせずに落ちていけたら幸せだよね
　　てってれてってれやいやい
　　うまくいかないよ　さぐれ明日　ゆがめ地図　惑え子
Ａ...

Ａ）好きな授業は理系です　
　　論より証拠求めます
　　病んだ？そんなの知ってます
　　騙そうなんて許しませんから
Ａ）閉じた止まらぬこの心
　　見ざる聞かざるよくしゃべる
　　『誰も開（ひら）けやしませんよ』
　　ホントは誰か開いてよ　ねえ
Ｂ）ああ　おバカなあの子のようには
　　　　　素直じゃな...

Ａ）いつもの場所の　灰色絵の具　眺めは（７７４
　　マフラーの外　雪景色には　ならない（７７４
Ｂ）ここにいなきゃ　くすんでる世界（６８
　　シンセツと　ただ愛想笑いが（５９
　　私の　居場所で（４４
Ｓ）雪空は　冬の色して　きれいだなんて　ずるいよ少し分けてよ（５７７11
　　レモネイド　てのひら...

Ａ）四角　三角で　生まれた（３５４
　　ひどく　軽薄な　この場所（３５４
　　捨てちゃ　だめとは　思うけど（３４５
Ｂ）今日も明日も　結局　不完全だから（６４８
Ｓ）許して　許して　行き過ぎた　ボクを（４４５３
　　誰も　止めに　来ないから（３３５
　　愛して　愛して　くれないの？キミは（４４５３
...

Ｃ０）片足だけ　夢に浸かった　ゆるい旋律　星くず私　みつけて
　　　（３３　３４　３４　７　４）
Ａ１）閉じこもるのは　おぼろな景色　流れのないまま　ゆらゆら揺れる
　　　（７　７　８　７）
　　　浮かばぬシャボン　途切れる気配　「私だけいるの」青く淡く
　　　（７　７　８　６）
Ｂ１）なんであの日...

s)一つ、ひらり　言葉が舞えば
　儚いもの　　　星夜月夜に
　二つ、脆い　　祈りを込めて
　筆一つで　　　伝えたいもの
a)曖昧に文字を並べて　　つづれども届きはしないもの
　ため息に侵される日々　瞬きの間に変えた貴方よ
b)今もこの腕に宿る　ぬくもりを今唄わん
s)一つ、ぽつり　言葉紡げば
　淡い...

Ａ）そんなものなかったのに　カンペキだけで生きたかった
　　悩みたがりだったんだ　　ムダをしたのは自分なのにね
　　
　　
　　何も分からないんだ　　　内側のことも外側のことも
　　全部知りたがるんだ　　　傷ができるのは自分なのにね
　　

Ｂ）進めず震える僕の手に　苦しんでは泣いて疲...