作詩をしています ねこが飼いたい都内の大人 日食なつこさんが好き 別名義で小説家をしています
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【1A】
00:15~
ふたりで蒔いた花の種
芽吹いただけで花は咲かなかった
空(から)の植木鉢はベランダの隅で
捨てることもできないまま
00:41~
水槽を買っても金魚はいない
雑誌を読んでも旅行はいかない
今が楽しいだけ 将来は怖い...ぬけがらのうた
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【1A】
錆びたチャイム 不気味なノック
真夜中のお客人
薔薇の香り 漆黒のコート
足元だけワルツみたい「Shall we dance?」
【1B】
今すぐにこの影を招いて
「Let me in」支度をさあ整えろ
【1S】
ほらね 逆らえない 逃げられない まるで子羊...Let me in
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【1-A】
信号が変わる音がする
サイダーの音に耳を澄まし
息をひそめて部屋を出た
誰も起こさぬように
【1-B】
踏切を越えたころ 後ろに足音
僕はわざとよそ見して
「追いつかれ待ち」をして
【1-サビ】...まよなかの躊躇
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【イントロS】
僕らは四月に降った雪のよう
積もることもできないで
ちらりちらり舞い散るだけ
跡形もなく溶けて消えて
風が吹けば飛ばされるまま離れてく
【1A】
派手派手しい開幕も
仰々しい喝采も
知らないまま隠れて息してた...四月の亡霊