作品一覧
その他
オンガク
「……え」 そこにいたのは、一人の少女だった。目で感じるまでもなく、小さな暖かさが胸に広がる。会ったことなんてただの一度もないけれど、どこか懐かしい小さな少女。 朝、この布団の中にある小さなぬくもりと、かすかな息遣い。私が起きても、彼女はまだ起きないだろうけど、起きてしまったとき一人だとさびしい...
part1