以呂波の投稿作品一覧
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走り 駆けて 巡りゆく
君と 僕の 関係は
世界は 敵か 味方か どっち?
挑む僕を 拒む君は
愛想悪く 機嫌を取って
下手に出れば 揚げ足とられる
君と 僕の 運命 “ヒトツ”
正しい道 導いてよ
「いつも 他力本願。」だって
そっぽ向いて 呆れた顔した...世界と僕らの相関図
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喧騒を過ごし たどり着いた先で
眠りにつくことは 赦されない
疲労したカラダも 荒みきったココロも
癒しを求めても 術などない
消えては現れる ねえ 忘れたつもりなんて
意味がないこと いい加減知ったら?
景色が霞んでいく 色鮮やかに
音が歪んでいく 規則正しく
逆さまの矛盾たちと 妥協して楽しんじ...sensation
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さあ 物語の幕が開いた
幼い少女の 夢物語
時計を下げたうさぎを追いかけ
穴に落ちた少女は何処へ行く
少女の目の前 小さな扉
隣のビンには綺麗な液体
こくりと一口呑んで縮んだ
元に戻るにはどうしたらいいの?
眠るネズミと
狂った帽子屋...アリス狂走曲
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遠い青空 切なさを映すように
残るわずかな願いも消していった
望みはないと分かっても
瞼から笑顔が消えない
いとおしさが滲み出て 葉を染めて届けよ
紅い葉が この身を燃やすように
終わりを告げて あはれ 散っていく
地に着くまでの ひとときを
想い続けよう
立ち止まっても 季節は過ぎていくもの...紅心(くれないごころ)
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雨ざらしの中 ただ苦しみに耐えても
希望なんて言葉だけじゃ 慰めにもならない
この雨粒のひとつが 糧になると思えば
痛みも励みに変わるだろう
またひとつ大きくなっていく
見える景色が変わっていく
いつだって僕らは前に進める
遮るものはいつだって 自分自身と気づいて
誰のモノでもないこの世界を 両手で...Dawn
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さあさあ、お囃子聞こえたら
商人 侍 みなみな踊れ
ほらほら、恥ずかしがらないで
姫様 殿様 みなみなはしゃげ
江戸は今日も晴れやかに
乱れ咲く命で 溢れております
身分やお家に縛られず
誰もが至極 自由にございます
人の世に生まれたからには
生きた証を残そうじゃないか...江戸繚乱
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穏やかな月の夜に
一筋の道なき道
ゆらりと延びる光が
幻想への扉をひらく
夢か現か境もなくして
会いたい人の姿を見る
濁る想いと焦る日々に
思い出を重ねて解いていけば
時を越えて手に取れるだろう
さよならも言えずに別れた人...月の道
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ふと見上げた夜空に
温かな月が映った
何処まで歩いても
僕の上で輝いている
離れていく心が
こんなはずではなかったと叫ぶ
想っても届かない
あぁ願わくば 夢でいてほしい
遠く遠く 手を伸ばしても
苦しいくらい遠くに浮かぶ...朧月
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身を包む春夜風
季節は移り変わり
芽吹く大地目覚めるとき
我は刹那に生きる
華やかさだけでなく 強かさも身につけて
夢に生きる者よ いざ行こうか…!
惜しみなく華を咲かせて
戦いの始まりを告げよ
今日という日に想いを預ける
この道を切り開け...桜遊舞
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鳴り響く目覚まし止めて
眠気覚ましのコーヒー一杯
優雅な朝なんてない
トーストかじって駅まで走る
駆け込んだ電車に揺られ
洒落オツ姉さん 巻き髪ウザい
今日もまた始まるわけで
携帯うつむく人に飲まれる
これでいいのかって笑われた気がした
誰も見てない広告のフレーズに...現代戦士 乙女
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やめてしまおうかと、思ったことがある
それは夢を見ること
だけど、ただ毎日行進するだけなら
蟻にもできるから夢を見る
やめてしまおうかと、思ったことがある
それは理想を追うこと
若いうちだけだと大人が言った
お前より若いから理想を追う
やめてしまおうかと、思ったことがある
それは人を信じること...やめてしまおうかと
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誰が呼んだのだろうか
ふと 見上げた明るい夜の空
街の明かりに照らされて
ほら 見えるは あなた 月の影
そう いつも私を見てた
幼い記憶 覚えているよ
追いかけてくるあなたに
どうして追いつけないと 問うたよ
輝く月ばかり目がいくけれど
影も含めて全てがあなた...月影 tsukikage
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朝日が包む暖かな冬
夕焼けに影ゆかしき夏
枝葉の伸びた桜に春
落ち葉の積もった山は秋
幼き日より あなたを見ていた
続くはずだった季節がいま終わる
戦火に燃える この身をどうか
忘れないでいてくれまいか
夜空を紅く 染め上げていく
思い出をその胸に刻もうか...慈炎縹渺
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ひと目合えば思い出す
面影が重ねる
どんな形をしていても
変わることなどない
戦の世も 平安の時も
あなたがいるのならどこへでも
もう一度 逢いましょう
契りを交わした遠い夜
約束を 果たします
いつまでも いつのときも...転生舞姫