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人とはなんだろう。
賢い生き物なのだろうか。
愚かな生き物なのだろうか。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
【人】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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「どうしたの。」
急におまえがそんなこと言うものだから。
「えっ」
言葉が詰まってしまった。
ただ、おまえの表情に見惚れていただけだよ。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~...【えっ】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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「おやすみ」とだけ言って、お前は家を出る。
ここから壁掛け時計が見える。
朝の日差しのせいで、少し見づらいが、今は朝の7時15分。
大抵の人間にとっての1日の始まり。
だが、私にとっては1日の終わり。
「おはよう」とだけ言って、また目を瞑る。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒...【朝】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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喜び
悲しみ
怒り
苦しみ
人間の感情と、自然の様子。
そこにはあるのは切っても切れない、つながり。
なあ、仲良くやろうや。
な。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~...【感情】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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良くも悪くも、残りわずか。
振り返る時間も多くなる、年の瀬。
そして、振り返ることも多くなる、この年。
人生とは。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~...【振り返ること】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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人生。
ここまで長かった。
しかし、短かった。
この先、長いようで短い。
しかし、この先のことは誰にも分からないと思いたい。
長かろうが短かろうが、今を生きるのみである。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~...【人生】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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味。
美味しい。
不味い。
塩辛い。
苦い。
酸っぱい。
甘い。
動物には味覚があるという。
同じものを食べても、ある人には美味しいし、ある人には美味しくないものがある。
いや、そんなものばかりだ。...【味】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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色。
私が見ているこの空の色は、他人には何色に見えているのだろうか。
私が見ているこの海の色は、他人には何色に見えているのだろうか。
私が見ているこの砂の色は、他人には何色に見えているのだろうか。
色には名前があるという。
しかし、人に見えている色は、他の人にも見えている「色」なのだろうか。
~南...【色】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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不思議な出来事の一つを紹介。
ふとした時に70年代の曲が頭の中で流れる。
私が好きな曲だ。
その日の夜、あまりテレビを観ない私が、何気なくテレビの電源を入れる。
画面に映った音楽番組。聞こえてくるのは、なんと、日中、ふと頭の中で流れた私の好きな曲。
こんなことが良くある。
可能性の問題か、それとも、...【不思議①】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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あの赤信号が青信号に変わったら。
この、目の前でカンカンカンと鳴り響く踏切が開いたら。
その気持ちの迷いが晴れて、向こう側の世界に踏み入れたら。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
【契機】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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何もしない日とは、
何もしなくてよい日であり、
何をする気も起きない日であり、
何にも追われていない日である。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~...【何もしない日】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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平和とは一体。
今は平和なのだろうか。
心の持ちようだろうか。
少なくとも、字面からは「平和」を感じるが。
しかし、こう考える暇があることは、平和なのかもしれない。
これからも平和を願う。
この地の人たちの。
この地球の人たちの。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~...【平和】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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夏の匂い。
あの、からだ全体で感じるあたたかな香り。
強い陽射しと潮風の香りと。
じりじりと照りつける容赦のない太陽。
だが、それでいい。
そう、それがいい。
それが夏であり、ここの良いところ。
今日もまた、あたたかな香りを体全体で感じることができる悦び。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相...【匂い】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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幾度も繰り返す、波の音。
幾度も繰り返すが、決して同じ音はない。
無限に繰り返す、波の音。
遠くに見える舟の動きを見ていた時、波の音が止んだ。
あの水平線の近くに見える舟はどこに行くのだろうか。
また波の音が聞こえる。
心地よい波の音が。
~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話...【波の音】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~
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朝起きると、白い猫と目が合った。
目が覚める少し前から、そいつの気配を感じていた気がする。
そいつは目を逸らして、遠くへ行こうとする。
「待ちなさい」
ピクっと動きが止まり、綺麗な長い尻尾が柔らかく上がり、そいつが振り向いた。
何か言っている気がする。
喉から発するものではなく、鋭く綺麗な目で何か言...【猫】~南国在住、定年を迎えた63歳独身爺 相田諒介の気まぐれ話~