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忘れえぬ面影や 秋晴れの宿
カミソリハナのみ目にもえて 野分 夕空に
悲しみすみて 煙(けむ)はすらり昇る
蝶ひとつ飛べど 飛べども飛べども石原なり
赤き田畑に町の埃風吹けり
光あまねく茶の木には茶の花咲いて
炎天をいたゞいて乞い歩く
水に影ある旅人出やる
雪が降る降り 雪見て座せば
水はあふれて ...散文歌詞(2)
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世界のはじめの息吹は金
この世のいかなるキセキより
とどめがたきはその色彩
萌えいづる恋の音は花
なれどそれさえわずかひととき
やがては葉へと散りゆくが先
海へとかえりし望月の
憂いをぬぐうは白銀の
留まれど舞えど時に情けなどあらじ
見るべきほどのことは見つ...散文歌詞(1)