ramuna

思い出をダンボールにしまって
ここから旅立つのさ
さよならなんて四文字の言葉で
背を向けても
なんにもカッコよくはないんだよ
別れがあれば出会いもあるとか
そんな言葉
なんにも救いにさえならない
みんなで行ったあのカフェも
お気に入りのラーメン屋も...

打ち上げろ 一夜の大作戦は
あの月めがけて
この夏すべてを 乗せ飛んでく
『明日が来ないといいな』
そんなありふれた
照れくさいセリフ 出ちゃうんだ
言葉を消したら
この火をつけて
花火が上がる
二人だけの夜空見上げ...

懐かしい景色に包まれた
それは一瞬のこと
「変わっちまったな」
そう言いながら
歩いてゆくいつもの帰り道
そうさ
この場所で生まれた
それは変わらないんだ
この公園も、あの古い校舎も
もうないけど記憶に残ってる...

何ひとつも叶わない
残酷なこんな世界ならいらない
未来が見えない
黒い感情が染めてく
叫べたならばきっと
声に出せたらもっと
明日がないなら
何したっていいだろ
もう全部壊してやる
さよならの合図...

わかってるよ
なにもできやしない
わかってるよ
どうせ無理だってことも
最近ずっと
考えてたんだ
自分には無理
何もできない
段々きっと
離れたところから...