りん音

目を閉じて 大きく息を吸い込んだら
永久に続くステージ
いつも泣いていた 独りうずくまり
勇気が無いだけって
自分に言い訳
遠くに飛んで行く 紙飛行機に
手を伸ばしたけれど 空を掴み
届かない
背伸びして 心が少し晴れれば良い
嘘の笑み なんて直ぐに見つかる...

ずっと一緒に 笑い合えたらいいなって思えるよ
綺麗な空を見つめ 羽ばたく
一輪の花咲いてた 嬉しくってスキップした
スカートふわりふわり 頬が赤く染まる
結んだ髪を解いて 風に乗せて靡かせる
ちょっぴり大人ぶって みるけどまだ幼く
「明日君に逢えるのかな？」
期待と不安 交差して
緩やかな坂道降りる...

怯えて隠れた私は木の上
密かに待っている
知っていた けど知らん振り
探すこと さえしていない
仲間だと 笑う君達
嘘っぱち
硝子の破片と 流れる紅い血
消えない傷痕 乏しい価値観
螺旋の関係 なんて
さあ消えて...

「どの季節が好きですか？」
答えは当然春だ
僕が生まれた季節だから
「それだけじゃないでしょう」と
言われちゃうとなちょっと
思わず頭を掻き毟る
苦し紛れになんとなくとか
桜が綺麗だからとか
言葉を並べてみたりして
僕の脳裏に浮かぶのはさ...

蓮の花が舞う夜に
愛を一つ探す
この手にはね掬えない
モノが沢山ある
掬いたかったモノ
救えなかったヒト
自分の無力さを体感して
部屋-心-の片隅で
踞るくらいなら
殻破って...

凍り付いた winter day
白く消える息で
手袋合わせ暖めた
待ち惚け time
ふと見上げた空に
一番星を見つけ出す
伸ばした先には 届かない蒼
傍にいたい ただそれだけなのに
泡沫人 もう二度と会えないの？
嫌もう今 泣き崩れてしまうよ...