投稿作品2作品
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コツコツとヒールが絨毯を叩く音がして、少し戸惑ったように立ち止まった。
「・・・おいで?怖くないよ。」
僕の声を聞いて、ハッしたようにヒールの音が響き始める。
次はどんな娘なのだろう、髪の色は、肌の色は、目の色は、体の線は、名前は、歳は?
想像するだけでわくわくする―これだからやめられない。やめる気...【ヴェノマニア公の狂気】 契約 【2次創作】
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暑い。
当たり前のことを口に出すことを、僕はあまり好いていない。
けれども、今、このときは少しでも沈黙の中に居たくなかった。
「暑いねぇー。」
隣で目の前の水面を眺めながらつま先を濡らしている彼女が、うんざりしたように呟く。
日焼けの痕を嫌う今時の女らしく、彼女の肌は白い。
それだから、目立つ。
冷...【アウト オブ エデン】 keep out 【2次創作】