るりな

私の住む世界　どこにあるのだろう
私の名前は？　あなたは誰？
暗闇から抜け出して　色が混ざり合っているが
私の求める色は　一つだけだ
生きる意味にしていた　あなたを失って
私はなお今更　何にすがろう
空を見つめていたら　透き通る青が刺さる
何かに導かれては　揺れる回る堕ちてゆく
命の期限は？　存在意...

春うららかな日の午後に　暖かい風が吹く
はらはらと落ちる花びらに　心躍る
今から一年前の日に　あなたと交わした約束
一年後のちょうどこの日に　桜の下で会おう
一緒に歩いた道　共にすごした日々
思い出してじんとする　たゆたう胸のこの思い
花びらが舞うように　私の心も舞う
桜色に染められた　この並木道
...

雪がパラパラ　舞い降りてゆく
君への想いを抱きしめて
君が大好き　君といたいよ
ちくりと痛む
彼と抱きあってても　君のことばかり考える
君の愛し方はどんなだろう　君のキスは優しいの？
彼に話しかけられて　心の中で謝る
彼は君とちがって　私を愛してくれるのに
雪がつもると　君を想うよ
君と雪景色を見た...

放課後の教室の中　僕は君と話してた
それは天国そのものだ　その時間だけが楽しみだ
部活をさぼり　たわいもないことをしゃべる日々
僕にとっては　生きがいだった
ずっと君だけを好きだった　君が僕の初恋の人だ
くりっとした目に長い髪　まるで天使だ
十年後の今も変わらない　くるおしいほどに愛している
君が僕...

宮殿の一室に少女が一人　黒いドレスに凛とした佇まい
しかし昼は厳しいしつけに合い　自分を持つことを許されなかった
夜だけ自由になれる運命の　漆黒を舞う聖少女
美しくなびく青の長髪と　琥珀色したすき通る目
その目からあふれ出す雫には　青いあざの不遇な記憶
僕はあなたを一目見たとき　美しい立ち姿に惚れて...