屑深星夜

降りしきる雪の中　立ちつくすわたし
頬を流れ落ちる　赤い血の涙
瞬きさえもしないで　まるで動かない
炎の消えた瞳は　現実（いま）を映さない
どうしていなくなったの？　わたし独り残して
君のいない世界は　音も色も失くして
穴の開いた胸の中　代わりに埋める物などなく
空っぽなそこで泣き叫ぶ　声も君には届...

風寄りし処　白き雲の合間　広き大地浮かぶ　ジルコニア
光と緑溢れる　幻の国　人は竜と共に生きる
蒼き風の流れは水を　輝きは土を生み出す
強さは炎　生命の源
祈り奉るカゼノカケラ　願う永久の豊穣を
風と舞い踊り歌う声　響け神の元へと
守りたまえカゼノカケラ　我ら国の守り神
共に生き共に暮らすのは　蒼き...

枯れ果てた大地に　舞い上がる砂塵
まるで死した世界　見下ろして
わずかな水求め　懸命に生き抜く
生命　強き光放つ
白く染まる大地は冷たく　美しさは残酷に
生命を拒む　静かな空間
風と共に旅行くのは　まだ見ぬ地を望むため
休むこともなく目指すのだ　僕の大地　migrator
空と共に旅行くのは　ただひ...

白い霧に包まれた　小さな村がありました
そこに暮らす村人は　たったひとりの少女
昨日まではもうひとり　共に暮らす人がいた
年老いた祖父はこう言って　眠るように亡くなった
この霧はその昔　流行った病から
命を守るために　人によって作られたもの
外の世界が今どんな　様子かわからないが
ひとつの望みにかけ...

教科書めくる　君の
指先に今日も　チラリ寄せる熱い視線
突然風が吹いて　あたしの消しゴム
連れ去って　君の足元へコロコロ
あっ　シャーペン置いて手を伸ばした指に
そっと　触れた温もり　感じてドキドキよ
さぁ　リンロンレンロンラン☆　呪文唱えよう　お願いっ！
今　この時を止めて　いつまでも
ほら　ラン...

右に　左に
押し込められた　狭い空
暗く　明るい
現代（いま）の街
流れ　流れる
高くそびえる　ビルの合間を
寄せて 返すよ
人の波
そばにいるのに
すれ違っても...