hiroの投稿作品一覧
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「…大丈夫?ちゃんと歩けるかしら?」
「あっ、いつもこうなんで慣れてますから♪めーちゃん?行くよー?」
「Zzz…」
「メイコさん寝ちゃってる…ごめんなさいね」
「良いんですよ、いつもより楽しそうだったし(今日もおんぶか…)…たこルカさんも寝てますね」
「あの子はあまり強くないから飲むとすぐ寝ちゃう...~Bar L&M~カイトとメイコの場合(4)
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「…それでその人ったら私の携帯のアドレス教えてくれとか番号教えてくれってしつこくて!」
「うんうん!いるわよね~そういう男!」
「ぽっぴっぽー♪」
「(…やっぱりこうなったか…)ねぇ、めーちゃん…そろそろ帰らないと…」
「「「あぁん?!あんかけチャーハン?!」」」
「何でもないです(本当に泣いちゃお...~Bar L&M~カイトとメイコの場合(3)
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ガチャ
「ただいま~」
「あっ、ルカちゃんお帰りなさ~い」
「ちょっと遅くなっちゃった。変な人が[グラットンソードは持ったかい?]って…あら、お客様?いらっしゃいませ♪」
「お邪魔してるわよー!」
「知り合いの家じゃないんだから…」
「フフ、楽しい人たちね♪私はこのバーのマスター巡音ルカ。その子はお...~Bar L&M~カイトとメイコの場合(2)
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ここはとある住宅街
そのどこかに小さなバーがあるらしい
地図にも載ってないし、行き方は誰もわからない
ただ
そのバーは桃色の髪の綺麗なマスターと桃色の体の可愛いたこのお手伝いさんが二人だけで営んでいるという
「うぃ~…ヒック!ほら~ちゃんと歩きなさいよカイト~!酔っぱらってるの~?!」
「酔っぱらっ...~Bar L&M~カイトとメイコの場合 (1)
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…暖かい…
「……レン……」
…ここは…どこだ?…
「……て、レン…」
…誰?
「…起きて、レン…」
「…ん?…」
ゆっくり目を開けると不安そうな顔で俺の名を呼ぶリンがいた
「…リン…」
「…レン?………うぅ…」...~Bar L&M~(5)
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俺が泣きやんだ後もルカさんはとても優しくしてくれた
ずっと走りっぱなしで疲れていた俺に「お腹が空いたでしょう?何か作ってあげるわ」と言って美味しいマグロ料理を出してくれたり、財布を忘れてお金がないのを伝えても「気にしないで♪たこルカが言ったでしょう?暇だって。レン君が来てくれたおかげで退屈にならずに...~Bar L&M~(4)
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「さぁ、入って入って♪あれ?ルカちゃんまだ奥かな…?」
そこはカウンターしかないこじんまりとしたバーだった
棚には沢山のお酒が綺麗に並べられて、淡い色の照明が大人な雰囲気を出していて…良くわからないけど本で見たお洒落なバーってこんな感じだった気がする…
「ルカちゃーん、お客様だよー」
「ハイハイ、今...~Bar L&M~(3)
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雨はもはや豪雨と呼べる位だった
視界も悪くなって今どの辺りにいるのかも曖昧
とりあえずどこか雨宿り出来るところはないだろうか
「ハァ…ハァ…」
どの位走ったのだろう
わからないけど雨宿り出来そうな所は全然見つからないし、一向に雨が止む気配もない
気付いたら完全に迷ってしまってここがどこかもわからない...~Bar L&M~(2)
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「何だよ!!リンの馬鹿野郎!!!!!!!!」
バタン!!!!!!!!
あぁ…やってしまった
リンと大喧嘩した俺はどうにも我慢できなくなって家を飛び出した
喧嘩の原因なんて覚えてない…きっと些細な事だったろうけど、段々お互いの不満が爆発して最終的によくわからない事に怒ってたような気がする
マズい…リン...~Bar L&M~(1)
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