塩胡椒

桜の花命輝(て)らせ
白美の照明を目に焼きつけろ
春の日の思い出彩れ
耀(かがや)きを散らす前に
暖かい風爽やかな匂い
揺れる蝶々は花を追い
始まりの音新しい予感
咀嚼が飽和した新鮮
桜の花命輝(て)らせ
白美の照明を目に焼きつけろ...

孤独という名の敵(かたき)と戦っては
涙こぼすだけの毎日貪っていたんだ
止めれない想像と終わらない創造が
誰かに指されて嗤われても
息のように続く
何度自分を蔑み燻ったろう
何度諦め夢にうなされただろう
新芽を探して水を与える
あなたがいてくれたから今も
僕は心音叩いて...

仮面を剥ぐ　不変のbug
見栄張ったjacket 見え透いたétiquette
「私は誰だ？」
問う疑問　覆る概念
「あなたも私なの？」
最早定義はどこ
いつまでも自分の振りしてる
量産系のmaterial
「どうか消えないで」
望みはとうの昔終わる...

運命という名の時が僕を侮辱する
いつも叶わない夢を追い続けていた
葛藤欲望堕落の所望
結構あるけれど
結局運命力モノを言うの
だから興が冷めちゃうの
因果を打ち破れ衝動
限界を昔日に捨ててしまえ
Hurry up，至りを蹴散らして
届かせ　朽ちぬ野望...

出会いは奇跡と言うけど
別れは必然と言うの
ねえ　もう一度やり直させてよ
嘘　だけど寂しいのちょっと
たくさんの甘さと苦さを
皆さんの思い出とともに
このできない脳に詰め込んでいくよ
それではさようなら
ああ　最後は笑顔を向けなきゃねって習った
ああ　どんなに痛くて苦しくてもさ...

空虚な視界が赤に変わる
思慮の限界が無に還る
拳の中のぬくもりはいつの日にだか消え去って
君はいなくなってしまったんだ
何度も泣いた朝が繰り返し訪れる
待っていても変わらない
嘆いているだけで
頭はずっとあの日のままで
止まったまま
この瞬間もまだだよ...

案外　大きな希望（ゆめ）に潰されて
くだらないと限界にそっぽを向いた
期待にも運にも見放され
止まない雨に刺されていた
つまらない日々に怯えながら
変わらない未来を望んでいた
決壊しそうな存在が
はてしない黒に飲まれていく
何か月何年途方に暮れながら
暮れない暗闇を見つめていた...

単純だった少年は
綺麗な光を拝んでいた
サンタクロースを信じていた
大人たちが口を揃え
唱える魔法の言葉
“努力は裏切らない”
正義・愛情・倫理
道がぬかるみ始めてく
投げつけられる石ころを
やめてくれると僕は信じてた...