作品一覧
その他
オンガク
太陽がいよいよ沈もうとする。 日中だんまりだった風は、気分がいいのか優しく頬をなでていく。 黄金の光は僕の顔を照らし、おもわず目を細めた。 赤い空には不釣合いな入道雲、歩いてきた道を振り返って、延びた影を見る。 しばらく見下ろしてから見上げると、ほら、影法師が映るのだ。 通い慣れたはずの商店街は、1...
【不知火】自己解釈