露口いのりの投稿作品一覧

護りたいと
手を握った
あの日の覚悟を
貫いてみせる
信じてると
君は言った
だから応えよう
この剣を以て
秘めた憂い
きっと晴らす...

今日は明日の話をしよう
あとどれ位好きで居てくれる？
君に愛されたくて
君を愛してたくて
もう棄てられるのとか
いやなんです
いつだって幸せで
居たいんです
もう貪欲になっちゃって
どうしようもないや...

『人生賛歌』
人目を気にして
俯いて歩く
同情や興味
突き刺さる視線
アイツは可笑しい
笑う声がする
だけど構わない
ボクしか見えない
世界があるから...

Ａメロ
朽ち果てた 世界
ふたり 寄り添って 眠る
つたう 涙跡 消して
幸せな 微睡みに 沈んで
Bメロ
ふたりぼっちの 秘密の園
決して誰も 邪魔できない
此処には 不幸など 存在しない
恐れるもの なんてもう 無いから...

あの日の空想は
何処へやったかな
煩いくらいに晴れた空
声が聴こえる
『ほらやっちまえ
僕の仇をとってくれ』
声のままに動き出す
操り人形失笑だ
愛玩切望生命体
私を愛してねぇお願い...

幸せになって
君はそう言った
だけど私は
前を向けない
励ましの声に
ココロが砕ける
何でこんなに
無力なのかな
来年の今も
一緒にいよう...

微睡みが僕らを
幸せな世界へ
君を連れてゆく
電車を見送る
同じ空の下
僕らはいるのに
どうして涙が
止まらないのかな
君との未来が
僕を生かしてく...

やけに煩い着信音が
私を壊してしまう気がして
電源ごと全部落として
ポケットにしまい込んでいた
パターン化した
定型文が積み重なって
私を責めてる
本日2度目のインフォメーション
目が覚めた午後8時
いつも通りの夜型生活...

Ａメロ
呼吸を 切らして 走り抜けた
光の ある場所 求めていたんだ
Ｂメロ
きっと いまなら 出来るはずだから
ふみだしてみる 匣の外へ
(平仮名)
こきゅうを きらして はしりぬけた
ひかりの あるばしょ もとめていたんだ
きっと いまなら できるはずだから...

今日もふわふわ
風船になって揺れてる
『そのうち』が口癖で
何一つにやり遂げたこともなくて
ふわふわふわふわ
漂うばかり
人の目が気になって
夜ろくに眠れなくて
そのくせ授業中はやけに眠たい
眠気覚ましにノートの端に落書きして...

微睡みにそっと目を閉じても
瞼の裏側の残像はきっと拭えないのでしょう
新しい春が来る頃に
私が存在(いる)かさえ定かではないのに
まだ貴方に縋るのかしら
指切りなんて随分と
粋なことをなさるのね
嘘でも真でも
惚れてしまいそうだわ
そうねそれなら...

左胸の奥に隠した
300gの僕の欠片
拾ってくれませんか
十分前に口に入れた
ガムの味なんて覚えちゃいないよ
確かな感覚欲しいだけだろ
吐き出してしまえばいいのに
出来ないことには訳があるのさ
電線に絡まった後味が尾を引いて
今夜は眠れそうにないな...

神様はイタズラのし過ぎで使えないし
君はいつだって空を眺めてる
コピペよろしい毎日で
そろそろ飽きてきちゃったり
閉じた目を開いては
絶望に眩んだり
安売りの愛情を求め
ニンゲンはみな群がって
お偉いさんの目論見通りでめでたしめでたし
そうなんでしょ？...

傷を舐め合っただけで治し上げた気になって
存在価値を正当化し過ぎて
もう居場所はどこにもない
廃棄性少年少女
人形みたく簡単に
捨てられていく
肩を寄せあうことすらも
赦されない
許してよ
僕らの罪は何なんだ...

別に今日玄関を出る
一歩を右足にしようと
左足にしようと
何が変わるわけじゃない
そもそも選ばなかった選択肢は
見ることなんてできない
「おはよう」
いつもどおり
二つ目の信号機前で君と合流
食パン齧ったヒロインと...

強い人ほど壊れちゃったら
バラバラになって散らばってく
祭囃子の過ぎた街で
暗闇好んで座っていた
もしやり直せるというのなら
君と出会った所から
やり直したいよ
身を守る為に
身に付けた虚勢は
いつしか嘘の塊になり...

【suicide promote symphony】
安っぽい表面的な　
言葉を並べるくらいなら
もういっそ
黙ってくれよ
不安で歪んだ主旋律
あてになりやしないから
最初から書き直してしまおうか？
　
護れないことに嫌気がさして...

白くなる空の度に
また希望をひとつ拾って
生きていた癖して
今は白くなる空に
貴方が連れ去られてしまう
ことが辛くて仕方ないの
ヒビだらけの器は
水を零すだけで
意味が無いの
分かっていたのに...

美しい月の名
忘れることのない煌めきよ
紅殻格子越しの泪に
気付かぬ振りの今夜
これみよがしの簪に
生を感じる
ことすらも忘れているのだ
馴染み深き敵娼となり
通いつめてはや幾時
陽の射さない...