タグ「ＭＥＩＫＯ」のついた投稿作品一覧（50）

黄金に燃ゆ　篝火越し
あなたの陰　ゆらゆらり
焦がれた日々　夢見た日々
今宵　結われん
からっ風の坂　
息を切らした通い路と
踏み慣らした板目舞台　
練磨の先には座す君
さながら天より降りし天女
ほのか桃香　薄墨は無縫か...

A
15億年前だろうか
己（おの）が器と座標を知ったのは
これでも少しは天命に
抗い身を粉（こ）にしてみせたものさ
A´
もうそれはそれは青くてね
愚かで純粋で切なる願い
ようやく6億年前に
見切りをつけ受け入れた筈だから…...

不幸ではないわ帰る家がある
ましてや絶望などとは言えない
踏み外すための道すら無いから
痺れた両脚にも価値はある
300メートル四方の雪原
真ん中で一人　私を埋（うず）めて
潜む枯木立　肌を撲（う）つは針
世界から独り　申し分ないわ
今だけは誰も誰も知らないの
ねぇだから...

居間のすみっこで口を噤んで
蛍光灯は青く震える
良い子でいれば大丈夫なの
けれども今日も間違えたみたい
パパぶつならば
あたしをぶって
だからかわりに
ママを放して
あたしが全部
全部悪いの...

カビ臭い昔話続ける気？
見境ないプライドでギトギトの
口説き文句ね　マジそういうとこよ
「つまらん女」　よく言われる♥
叩き割れ愛想笑い
所詮お為ごかし
ヒールを脱ぎ捨てて
月を狙え喰いつけ
躰が厭うもののサインを見過ごすな
ブーツに履き替えて...

A
日毎夜毎　薄く甘く
私に　罪　積み重なる
ひごとよごと　うすくあまく
わたしに　つみ　つみかさなる
B
織られし罪を纏わなくては
堕ちたこの世で生きてはゆけず
おられしつみをまとわなくては
おちたこのせでいきてはゆけず...

Original
久しぶりだよね　君と浜に出るの
あれからもう何年？

自慢の釣り竿 片手にごきげんな
八重歯は昔のまま
それなら良いトコ見せてね　でも
いつまでたってもヒトデばっかり釣ってる
本当のところは　潮風は苦手で
無理していたあのころ...

息つぎ　する間（ま）もなく
あなたと　ゆらゆらゆら
ねぇ　時計の音が　むずがゆいの
ねぇ　カレンダーの○（まる）憎らしいの
もう慣れた？なんて　訊かないで
まばたき　する間（ま）もなく
あなたと　ぴたぴたぴた
ねぇ　はちみつの指　こそばゆいの
ねぇ　プリズムの汗　狂おしいの
どうしたい？なんて　訊か...