タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧（10）

「どんなに辛くても」　作・すまき
閉め切ったカーテン
寄り添う暗さがどうも心地よくて
ただ怖いんだ
挨拶禁止のマンション
みんな視線を嫌ってる
この世界に
慣れてゆくのが
時々無性に
消えたくなる時があるけれど...

「肉まん旅日記」　作・すまき
ある街角に女の子
ひとり寂しそうにただ立っている
ただのフリーターの僕は思った
肉まんを買ってこよう
とりま近くのコンビニに入ってみる
肉まんはどこかな
待ってジャンプ今日発売日だった
マンガも買ってレディのもとに
「そこのお嬢さん元気を出して」...

「狐面の君は」　作：すまき
浴衣羽織り お端折り作り 帯結び
藤下がりの髪飾り付け 紅をさす
心躍る鏡の前の自分
下駄履いて戸を開ける
外は残暑の匂いがした
笛の音が響く祭囃子
はしゃぐ声が心熱くする
駆け出した目に映ったのは
狐の面をした誰かだった...

「嘘つきくらげ姫」　作：すまき
海がおぼろげに輝く夜中の水面
またねって約束した砂浜
そのまたは君にはいつくるんだろう
風がふわり
もういかなくちゃ
「また、もし会えたらいいね」
わたしは嘘つきくらげ姫
海をさまよい君を探す
もう遠くにいる君はまだ...

「グレー」　作：すまき
消えたいなんて言葉を吐くことも許されない世界はまた今日もグレー
もういっそ何処にも居たく無いって言葉を
吐き出したんだ
世界から1人消えたところで何も
変わりはしないよ
もう　やだ
街が霞んでくみたい
僕は　なんで
生きてる？...