シンスケサイザー（大橋信介）

穏やかな　星の風　前髪は　揺れている
懐かしそうに　はにかむ　視線
すらりと　キラリ　輝く　女神のスマイル
夢を見てる
今すぐでも
会いたい　
ストレイトな気持ちだから
伝えたい　コトダマは　
高次元　鳴り響く


霧がかる　行き先は　指先が　教えてる...

擦り切れた
ゴム紐
空のまま
置かれてる
白が煤けた
佇まい
君は　居ない　今は

ありふれている
毎日の
中に...

A 5.4.5.5.7.5.9
擦り切れた
ゴム紐
空（から）のまま
置かれてる
白が煤けた
佇まい
誰も　居ない　今は

B 7.5.3.4.8.4.5.2
ありふれている...

迎えた　年明け　変わらない　朝が来て
僕らは　笑顔で　祝うはず　だったのに

道は割れ　ひび割れた　子供部屋のそば
あのノート　おそらくは　瓦礫の下


雪が　降り出し　家を出て
校舎に　移り住み　一夜を　乗り越えてく

闇の中　糧にする　物なんて無くて
絶望　という言葉　浮かんでくる

...

雪風　ホームに
無情に訪れる
無闇に時間は　戯れる
僕の未来
途方に暮れて
静かに積もる
空白が
見送る窓　遮る霜
踏み切れないのは　怯弱
静かに　終わりを...

私のユーロビート 悲しい歌
夜のクラブで一人で踊っている
まるで喜劇のようだわ
あなたは約束を破り
私の元を去っていく
あなたは
私達のビジョンだけを残していった
ラブアゲイン
ずっと一緒にいてね
ラブアゲイン...

夢は果てを　知らず続く
今年　初日の出　臨（のぞ）む　紅（べに）の富士


山背（やませ）　行く手遮り　両頬を　打ち
遂に　モルゲンロート　辿り着く


滑落の　憂き目　避（さ）けるように
プレートへ　付けた　カラスを


君が　いつも　目指していた
不死（ふし）の頂き（いただき）を　
峰で祈る朝
...

君と歩いてた　この道の
足跡を　巻き戻す
繰り返し寄せ返す
潮騒は響く
透き通る　青い　水の
底に沈む
輝いた　全て　過去に
Close My Eyes
風は終わり告げ　この海で
凪の翼　広げてる...

高き　雪に　埋もれ　深く
抗（こう/こお）す　民たちの　声は　途絶えゆく
皆（みな）で　登り行く　初春の　朝
誰も　先を急がず　譲り合ふ
憂（うれ）ひなる　遥か　遠き国の
愛すべき　子らの　歌声


諏訪（すわ）/ 富士　の　山に　白は　積もる
人は　目指し行く　貴（たか）き　頂（いただき）へ


...

A
雨続きの　泥濘だった
乗り越えてきた道
辿るように　繰り返して
今日という　日は　来る
B
All Around（1音節1文字7音）
溢れる青葉
朝露
湖畔のオーベルジュ...

会いたくて　会えない夜
君が閉ざした
明日への扉
I Need You
その言葉は　僕に
影を落としている
見上げてる空に
流れ星は
みつからないまま
彷徨う夜...

海岸通りに
誰もいない　春
白い　ブランコから
飛ぶ　紙ひこうき
忘れたいけれど　
思い出は　
美しすぎて
古い　ページの　中へと
「真夜中の　ギターに
　　耳をすまして　ごらん」...

歳末　行き交う
人々　に紛れ
清らかなる　和声は
微かに　遠くで
聴こえている讃美歌さ
誰もが　思うは
出来れば　幼い
天使みたい　笑顔に
一切れ　のパンを
分かち合える福音を...

とても大好きな友達不在
あいつからは既読無し
曇り　あいにくの空模様
どんより　ぐずついてる
約束があったなら
フルスロットル
全開のはずだったのに
やめた
今日は　なんにも　しない
選択肢は沢山...

アラカルト　
まばゆい　高速　
流れてくる　メッセージは
無視して
今更　後ろへ
引き返す事など殊更にしない　
知らないうち加速する　
メーターで
ネオンライト
スペクトル　その眼にうつる...

ポーカーフェイスの振りで　
気取り
落ち込んでいる
暇があるなら
インターフェースに
セットアップして
きらり
輝く　ティア
五大陸を飛び　
越えたら...