波打つ鼓動の隙間 縫うように
擦れる何かに気は急いて
幻に似た確かな過去
この手から するりと零れ落ちた

記憶の片隅
寡黙なその人の口ずさむ歌は
いつだって そう
ハッピーエンドに辿り着けない

僕を飛ばして
インフェルノの渦へ
いつか 散り散りに舞ったこの身の欠片が
彼女の墓標に寄り添う日まで
「さようなら」

この小さな手は今も無力で
幾度と罪を流す度
雨は冷たさを増していった

僕を見つけて
インフェルノの果てに
そうして 影なき不確かな軌跡を追って
出逢えることが出来たなら
「ありがとう」

僕を飛ばして
インフェルノの渦へ
たとえ 跡形もなく消え去る運命だとしても
先立つ背中を見なくて済むなら構わない
それこそが偽りのない
彼女と僕との 最初で最後のエピローグ

還りし時を待ち続けよう
いつまでも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Inferno

即興シリーズ・その2。

プラス要素の全くない詞を書こうと思い……1コーラスで完結。
女性ver.だったらリンかなぁ。

テーマが固いので、追々きちんと完成させたい作品ではあります^^;

7/29
ちょこっと加筆。
2コーラス(ショートVer.)になりました。
8/8
またまた加筆修正。
長さは丁度良くなったけど、構成がまだちょっと荒いよね;;
8/20
これが最後の手直し……かな?
と言いつつほとんど変わってないですw

閲覧数:98

投稿日:2009/08/20 23:09:53

文字数:359文字

カテゴリ:歌詞

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