A
「部活帰り？」知ってるくせにきいては君の横キープ
荷物背負う大きな肩にいつかもたれてみたいよ

B
髪の毛取るふりして君の顔を間近に見てた
大人びた表情が相変わらず綺麗だな

S
オレンジの光浴びて君はまた足を速めた
伝えたい想い抱いてじゃれあっても横並び

A
「じゃあバイバイまた明日ね」といつもの挨拶を交わす
そうしないと突然君がいなくなるような気がして

B
乗り込んだバスの中窓を見ようと後ろ向いて
最後の一秒まで遠い背中眺めてた

S
最寄り駅ついたけれど本当に目的地なの？
どこまでも続く空は広すぎて眩みそうだ

S
オレンジの光浴びた君はただ輝いていて
叫んでも届かないと気がついて立ち尽くした