小さな嘘をつきました
小さな傷をつけました
君は笑ったようでした
君は笑ったようでした
僕は許されたくなくて
ただなんとなく本を閉じました
浮かんだ言葉、声にならず
漢字を間違えたようでした
君の姿が消えました
僕は受け入れるつもりでした
流れる涙は無視をして
僕は受け入れるつもりでした
一人で泣くことの何が悪いのか
一人で泣くことの何が悪いのか
自問自答の果ての末
答えは何処にもありません
雨に紛れた感情に
甘い夢が囁いて
目を閉じたくはないけれど
朝は間もなくやって来る
小さな嘘をつきました
報われたいと思いました
てのひらそっと開きました
そこに乗る言葉は、
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