なんでもりぼんをつければいいってもんじゃない
なんでもりぼんをつければいいってもんじゃない!
怒声が聞こえて、ああまたか、なんて。
きみはそう、どうしてわたしを否定する?
りぼんは偉大。だって何でもかわいくなれる。こんなにだめなわたしだって、もちろん。
あいにく美しくは出来てないからこうやってフォローするしかないの、わかってよ。
なんていったら、だからってメガネにまでりぼんつけるやつがあるか! だって。
いいじゃない、かわいいんだから。きみだってそう思うでしょう?
なんでもりぼんをつければいいってもんじゃない!
怒声が聞こえて、ああまたか、なんて。
きみはそう、どうしてわたしを否定する?
りぼんは正義。だってわたしを強くしてくれる。どきどきだっておさまるの、いつでも。
あいにく心の皮は厚くないからこうやってフォローするしかないの、わかってよ。
なんていったら、お前は最初っから図太い女だろうが! だって。
ばかね、そういうわたししか見せてないんだから。当たり前でしょ?
今日もそうしてりぼんでコーディネート。
髪の毛もお気に入りの黒いりぼんで縛るんだもの。
ほら、出来上がり。りぼんでフォローしているわたし。
きみとのどきどきする会話だってこれで切り抜けられる。
なんでもりぼんをつければいいってもんじゃない!
怒声が聞こえて、ああまたか、なんて。
きみはでも、優しい笑顔で笑ってた。
なんでもりぼんをつければいいってもんじゃない
小さく聞こえて、あれなんで、なんて。
きみはそう、わたしを知って、いたんだね。
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