朝、パンを食べる
ご飯にしようと思ったけれどお休みだからパンにした
僕、曲を作る
目の前で君が声の体操はじめたから
いつものように
君 歌を歌う
目の前で僕が曲を作りはじめたから
今、2人にとって
お気に入りの朝だけあればそれだけで
十分だよ
僕は目の出ないボカロpで
君は知られない歌い手だった
君の声をヘッドホンで聴く日々だった
そんな居場所に今は僕ひとりだよ
僕 曲を作る
出来たての音を待っている人がいるから
君 イラストを描く
音に線や色をつけるのが大好きだから
そんな朝だよ
僕は名もないボカロpで
君は売れない無名の絵師で
君の絵をモニターでみる日々だった
そんな居場所に今は僕ひとりだよ
僕 パンを食べる
誰もいない君がいない朝食だからパンにした
僕 パンを食べる
誰もいない君がいない朝食だから
少し泣いた
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